一般人の子の家に生得領域あって笑えない【呪術廻戦】

家の子は希望なし ページ10

虎杖side


俺は拳を握った、なんでこんな人がと悔しくなった。
家庭の事情に介入していいはずがない俺は、拳を握ることしか出来ない。

虎杖「あるよな、俺もじぃちゃんによく打たれてたなぁ」

釘崎「でも女をブツのは無いわ。
あんたも抵抗しなさいよ」

「…抵抗したら追い出されるのがオチなので。
昔兄がコップ投げられて、ガラスが割れたのがトラウマで…｣

伊地知さん…話ししか聞いてないし、実際の映像俺達は見てないけど、この人はもう疲れてるよ。

少しでも良い方向にしないと、定期的に呪術師が向かう事になる…分かってっけど…多分

俺が悲観的に考えていると背中を2人から叩かれる。

釘崎「これから美味い飯食べるんだから、辛気臭い顔はやめなさいよ」

「すみません…自分語りしてしまって、着きましたよ」

伏黒「…定休日ですね」

嘘だと知っていたからそんなに驚くことは無かった。
さっき飯食ったばっかだしなぁ。

釘崎「残念ね」

虎杖「ここまで案内してくれてありがとうな！
この辺の飯屋俺達は探すから、ここでお別れだな｣

「美味しいとこに巡り会えるといいですね」

愛想笑いを俺達にしては、軽くお辞儀をして別の道へと歩いていった。

少し距離を離しつつ、俺達も着いていく。
取り敢えず一難去った感じだな。

すると伊地知さんから連絡がくる。

皆さん一旦撤退です。
領域が復活しました、直ちに離れて下さい。

虎杖「…なぁ伏黒このままだと」

伏黒「死ぬだろうな、秘匿死刑。
特級呪霊をぽんぽん生み出されたらこっちの身が持たねぇ」

釘崎「あの子自身は大丈夫そうなのにね…どれだけ闇深いのよあの家」

虎杖「…俺見殺しにしたくない。だから」

伏黒「任務に私情を挟むなと言いたいとこだが…俺も気になることがある。ただ危険だと判断したら引くぞ」

釘崎「後、虎杖。宿儺があの子のこと話したら一言一句忘れんなよ。アイツが言ったことが気がかりなのよ、重要な気がする」

虎杖「まじぃ？ただの興味じゃなくて？」

釘崎「女の勘、こう言うのって結構当たるのよね」

伏黒「取り敢えず伊地知さんと一旦合流してからだ」

俺達はあの人から離れて、伊地知さんと合流することにした。

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