家に入れた ページ6
貴方side
「と、取り敢えず…家に入りますか…?
その…ご近所さんの目が」
夏油「邪魔するね」
扉を開け開けると先頭切って入っていくお二人。
なんでリビングの場所知ってるんだ…。
「お水でいいなら出せますけど…お菓子は〜ないですね」
五条「だいじょぶ だいじょぶ!
そんなにゆっくりはしないから」
五条(おかしいな、ここまで呪霊が居るのに宿儺の指の気配は感じない)
夏油(呪霊を無視してるのか…それとも視えてないのか…分からないな。悟の目は呪霊に持ってかれてるせいで、この子自身の呪力は不明だと言ってたが…)
嫌でも…と渋っていると、破裂音や叫び声、悲鳴のようなものが沢山聞こえはじめる。
バレないようにしゃがみこみ耳を塞ぐ。
鼓膜を突き刺すような音が、不快で仕方がない。
それに叫び声がホンモノに聴こえるのだ。
「気持ち悪い…」
空気が軽くなっていくのに、体調が悪くなっていく。
吐き気が渦巻いて今にも吐いてしまいそうで、苦しくて辛い。
気持ち悪い、胃からの吐き気ではなく、頭…脳から来るようだった。生きてる中で体験したことの無い気持ち悪さが私を襲う。
《や"メ"て"ぇ、やめ"ろ"ォォ"ォ"》
また幻聴が聞こえる。
悲鳴を上げながら、私から離れていくかのような感覚が身体で感じた。
重たいものが取れたようだった。
でも知らない見えないナニカが消えていく。
「やだ、やだ…いやだよ…たすけっ」
両耳を塞ぎ、できるだけ小さく丸くなる。
この恐怖を見ないように聞かないように。
怖い自然と涙が溢れてくる、幻聴がわたしに《恐くないよ》と囁くように教えてくれる。
誰かに頭を撫でられ、落ち着かせようとしてくれてる感じがする。
怖いせいでそうなってるのかは分からないが、撫でられてる気がする。
すると聞いたことないような、バキッボキッ、バンッとえげつない音が聞こえ、それが最後だったのかあの二人に話しかけられる。
五条「おーい、生きてる〜?おーい」
夏油「刺激が強かったのかな、それにしても…少し手こずったけれども、祓った気がしないな」
そでで涙をふいて、2人を見る。
きっとあれはどっからか音源を持ってきた嘘だと。
このふたりは巧妙な詐欺師だと勝手に決めつける、そうしないと精神が持たないきがした。
「ぃ"…生きてます。大丈夫です」
五条「そ、んじゃ用は済んだし帰ろうかな。
昨日の渡したやつも回収したから気にしないでね〜!」
そう言って出ていった。
私は心の底から安堵した
1338人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シア - 最新お願いします!! (2月4日 19時) (レス) id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - 琥珀さん» コメントありがとうございます!わわっ、嬉しいお言葉…更新頑張ります! (12月9日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 初コメ失礼します!この作品大好きです!応援してます! (12月8日 11時) (レス) @page23 id: 02b8c6d60a (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - あまさん» コメントありがとうございます!無理のない範囲で頑張ります!めちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます! (12月3日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
あま - お話の雰囲気すごい好きです!無理のない範囲で更新頑張ってください! (12月3日 18時) (レス) @page10 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜奈 | 作成日時:2023年11月30日 22時