家の子緊張 ページ18
貴方side
車の中で急に冷静になる。
先程まで私は、困惑 喜び 寝起き の三拍子のせいでテンションが可笑しくなっていたのを今になって自覚する。
恥ずかしくて頬が熱い。
今気づきたくなかった…そう後悔していると、車が止まる。降りれば凄い長い階段。
??「よく来た!!悟と傑だけでは不安だから私が説明しよう」
サングラスをかけたイカつい男性が声をかけてくる。
五条「この人は夜蛾学長。
この東京校の偉い人って覚えとけばいいよ」
夜蛾「貴様のことは聞いている。
だから約束して欲しい事項が3つある。それを守れるか」
「努力します…」
そういうと説明される。
1.暴れないこと、逃げないこと
2.人を殺さないこと
3.不安を感じたら直ぐに近くの人に言うこと
夜蛾「これを守れ。
悪いが得体の知れない貴様が死なずにすむ事項だ」
夜蛾「貴様は子供だ、嫌になったら頼っていい。
泣いていいんだ、そのための大人だ」
ぽんっと頭に軽くてを乗っけては、優しく撫でてくれた。
吃驚しすぎて、声が出ない。死刑対象なのは聞いていたけど、そんなに優しくされるのは聞いていない。
車の中で聞いたのは 「最初は厳しい人が多いけど、認めて貰うまでの我慢だよ」 ってそんな感じだったのに。
夜蛾「もう行く、必須事項だから覚えておくように」
離れていくのを見送ってから階段を上る。
寮の説明をされて、学校内を見回って、グラウンドに移動する。
するとあの時の3人以外に、さらに3人と1匹…?が戦っていた。
階段に座って傍観している人達と目が合う。
それに気がついたのか五条さんが、手を2回叩く。
五条「はい、ごちゅうもーく!」
夏油「悟、五月蝿い。私の耳横で叫ばないでくれ、頭に響く」
五条「ごっめーん。みんな揃ってるね、手間が省けて丁度いいじゃん」
夏油さんが私を隠すように前に立つ。
今思うと身長高いな、しょうもないことを考えて意識をほかに向ける。
急な対面で手先が冷たい。
緊張で吐きそう、少し怖い。
まだ全員にはバレてないようで。怠そうに対応する女性の声が聞こえる。
私は無意識に夏油さんの服の裾を掴む。
夏油さんはそれに気づいて微笑んでは、私の両腕を掴んで前に出す。
夏油さんの腰から私の手が見えてる状態で、周りがざわざわし始める。
??「とうとう誘拐したか」
??「しゃけ」
??「ケヒッ、やはり来たか」
誰か喜び、誰かが2人の信用ゼロ発言をし、誰かがおにぎりの具の名前を出した。
もう個性強くないですか…
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シア - 最新お願いします!! (2月4日 19時) (レス) id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - 琥珀さん» コメントありがとうございます!わわっ、嬉しいお言葉…更新頑張ります! (12月9日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 初コメ失礼します!この作品大好きです!応援してます! (12月8日 11時) (レス) @page23 id: 02b8c6d60a (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - あまさん» コメントありがとうございます!無理のない範囲で頑張ります!めちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます! (12月3日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
あま - お話の雰囲気すごい好きです!無理のない範囲で更新頑張ってください! (12月3日 18時) (レス) @page10 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜奈 | 作成日時:2023年11月30日 22時