鬼ごっこの時間【実況者】

みどり ページ19

貴方side


青い剣あれはよくみどりくんが使う。
みどりくんなら場所を知っているのでは？もしかしたら隠し場所を変えてるのかもしれない。

テレパシー使えるならテレパシーで伝えて欲しかった…。

Km「逃がさないよ〜？」

執拗く追ってくるコンタミさん。
先回りをしてきたり青鬼を犠牲にして追いかけてくる。

あの二人が足止めをしてくれてるおかげで逃げるのは楽だが止まったらいつみどりくんがくるかなんて分からない。

ここまで来たら笑えてくる。
何故か分からない楽しくなってくる。
リアル鬼ごっこってこんな感じなのかなんて思いながら走る。

少し笑みが零れる。

Md「ｵｶｼｲﾋﾄ居るんﾀﾞｹﾄﾞ」

「可笑しい人って失礼過ぎません？」

なんて笑いながら言う。
体力の無駄使いの筈なのになぁ…でもシャオロンさん達が運営をあまり狙わない。

「不思議だなぁ」

Km「喋るなんて随分余裕があるんだねぇ」

「だってもう慣れましたし」

煽っていると額縁に飾ってある青い剣が目に入る。
遠いい所にありそっちに向かったらきっとバレるだろう、先回りもありえる。

どうするべき…そう考えると横から攻撃される。ほぼ真横で避けれなかった。
私は攻撃をモロにくらいそこで膝をつく。

傷が浅いものの大きな傷だった。
お腹に一つ、服は切れていた。
血が滲んでいく。
景色は霞んでいく。

見えたのは息が上がったみどりくん。
まだ辿り着いてないのに…まだやりたいこと、いっぱいあったのに…。

私をみてヨダレを垂らす青鬼。
だが青鬼はコンタミさんの指示により散っていく。
他の人のとこに行く。

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