好き好き言ってたら周りが大変なことになってた【原神】

逃げ ページ34

貴方side


「あ、あるべどさぁん？
私が聞いちゃいけない言葉が聞こえた気がするんだけど、本気ってかいてまじって読む並にいってます？」

ベド「大真面目さ、本気だよ
そこまで君は頭が悪かったのか…？」

「その罵りは心にくるし好きだけど！！
アルベドが私にそんな感情抱いてることを知りたくなかった」

横に座っているアルベドに文句を言いながらココアを口に含む。
今までの言動を考える限 可能性はないと断言できるレベルのものだったし、嫌われてるのはひしひしと伝わって足しで。

えぇ…と困惑しながらも横で話しかけてくるアルベドを無視する。

「少し静かにできるかな、アルベド」

なんてらしくない口調で言ってしまいぱちくりした目が何度も瞬きをする。

「あっ、ちが、ごめん。
ほんとに違くて…！！」

ベド「君にそんなこと言われたのは初めてだ。
いい経験として受け取っておくよ、だからそんな顔しないでくれないか、ボクが悪者みたいじゃないか」

「いやほんとに違くて…あの。
だから…そんなに…みないで…」

段々声が震えて小さくなっていく、顔だって下を見ているぐらいだ。
罪悪感と恥ずかしさのダブルパンチだ、キスが出来そうなぐらい近いところにある顔、先程のらしくない口調。

そこから導き出せる答えは1つ。

逃げることだ。

「アルベドごめん！」

わざと椅子からおち、そして近くに配置しといた炎アビスを無視してモンド城までと走って帰えった。

無理無理、あんな顔されちゃ…無理だよ…。

なんて1人で唸っていると前から太陽のように明るい声が聞こえてくる。

「おっ！A久しぶりだな！
最近あった冒険の話また聞かせてくれないか！俺は…上手くいかなくてさ…」

古傷と生傷が耐えない少年が声をかけてくれた。

「ベネット！久しぶりだね。
最近どうだった？ それにしてもその笑顔かわいいね すっごい好きだから写真とってもいい？」

ベネ「俺は男だぞ、可愛くなんかない！」

「ごめんって、冒険の話しか…いいよ。
レザーも混ぜて話そ！お土産があるんだ」

鞄からよく効く傷薬と美味しかったお菓子の詰め合わせを渡す。そこに風車アスターを添えて渡した。

嬉しそうに受け取るベネット。
そして眩しい笑顔で言うのだ。

ベネ「こんなにありがとな！
レザーと…いや親父達と食べようかな…いやでも行く道中でぐちゃぐちゃに…どうしたら」

道中→←朝

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