鏡の世界で私はヒーローになれますか？【苺王子】

9話 ページ12

莉犬「それじゃぁリビング戻ろっか！」

『は、はい！』

莉犬「ねぇねぇ……敬語外してよぉお…後、莉犬さんじゃ無くて、莉犬！って呼んで…？」

『で、でも…』

莉犬「ね！？お願い！」

なんでそこまでタメで話したいのかなぁ…
でもやっぱり敬語無しの方が接しやすいか！

『分かった…！だけどせめて、莉犬君って呼んでも良いかなぁ……』

だって会ったばかりで呼び捨て…？
ちょっと慣れないからさぁ…うん…

莉犬「うーん…しょうがないなぁ……でも、ありがと〜!!!!!!!!これからよろしくね！」

めちゃくちゃ良い人じゃぁあん

『よ、よろしくね！』

るんるんしながら階段を降りて行く莉犬君。

みんなと馴染めるかなぁ……

＿＿＿＿＿＿リビングなうです！＿＿＿

階段を降りてリビングに行くと、
るぅとさんとななもりさんが話していた。

るぅと「少し散歩に行きますね。」

散歩？あぁ…だから出かける準備してたの…

ななもり「だ、大丈夫なの？ここら辺直ぐ暗くなるから……」

るぅと「大丈夫ですよ！それじゃぁ行って来ます！」

ななもり「分かった…行ってらっしゃい！気を付けてね…？」

るぅと「はい！」ガチャ

あ、行っちゃった……

莉犬「この頃ずっとこの時間になると出かけてるんだよね…」

私の近くに来てそう言った。

『そうなんだね……』

ななもり「え！？嘘……全く知らなかったんだけど……」

あ、ななもりさんも来た！

莉犬「そりゃあ当たり前ですよ、勝手に行っちゃうんだもん。」

勝手にって…
ななもりさんも知らなかったんだぁ…
なんかななもりさんの第一印象お母さんだから知ってんのかと思ったけど……
へぇ……なんかあったのかなぁ…？

今度着いて行ってみようかな……
なんか分かるかもしれないし！


「ざとみぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃい」

急に大きな声が聞こえた。
え…何…怖…え…

「ざとみじゃ無いでs…ってオレンジぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃい！！！」

「オレンジやないで！ジェルって名前があるんやけど？w」

声がする方へ向かってみると、
テレビの前に座って、ゲームをしているさとみさん、ころんさん、ジェルさんが居た。

目、悪くなりそう……

近くに寄ってみたらゲームをしていた。
へ！？ゲーム！？✨✨✨✨✨

フッ！ゲーム好きな私はつい夢中になって見てしまった。
ゲームって面白いよね…

10話→←8話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す