女子トーク ページ3
私には行きつけの服屋さんがある。
足しげく通ってたらそこの店員さんとも仲良くなって、今日はその人と一緒にデパートに行く。
「A〜！」
『クイナ！』
「待ったか？」
『ううん、待ってないよ！行こ！』
「ちょ、そんな急がんでも」
私はクイナの手を引いてデパートへ向かった。
『んー、どっちも可愛いんだよなぁ』
「なんや、迷ってるんか」
『うん、黒と白』
「Aっぽいのは白よな」
『そうなんだけど、思い返すと私白ばっかり持ってるな〜って』
「毎回この話して毎回白買うてるもんな」
『んー今回は黒！』
「Aはなんでも似合うから大丈夫や」
『えーなにそれー』
「あんた顔もスタイルもバッチリやん、似合わん服探すほうが大変やわ」
『そーゆークイナもモデルさんみたいじゃん！』
「褒めても何もでぇへんで！」
無事服を買い終え、私達はカフェでおしゃべりすることにした。
「さっきのはデートに着てくやつか？」
『そう！久しぶりだからちょっとオシャレしたくて』
「ええなぁ、どんな人なん？」
『んー優しくて頭良くてめちゃくちゃかっこいいの！』
「はー、Aにそんなん言わせる男見てみたいわ」
『んふふ』
「ほんま、結婚式呼んでな？」
『け、結婚式って』
「なんや、する気ないんか」
『いや、考えてもなかった』
「Aが言うには相当ええ男らしいからな！ひと目見ないと気がすまんねん！」
『じゃ、楽しみにしといて』
「友人代表スピーチさせてな」
『気が早いって〜』
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作者名：チェシャ | 作成日時：2024年3月29日 0時
