検索窓
今日:33 hit、昨日:16 hit、合計:774 hit

恋人 ページ1

あの日起きた隕石事故から数年。

私は怪我も治り、無事大学も卒業し、医者として過ごしている。

隣には私の同僚だった男。

だった、と過去形なのも私達は今絶賛交際中である。

今日は私もチシヤも休みで2人で家でゴロゴロしてる。

あ、言っていなかったが、同棲中でもある。





『チシヤ、今日の夜は何がいい?』


「んー肉じゃがが食べたいかな」


『肉じゃががー、じゃがいもあったっけなー』


「なければ他のものでも喜んで食べるよ」


『まあ、でも冷蔵庫寂しくなってきたしお買いもの行こ』


「それがいいね」


『あれ、チシヤも行くの?』


「もちろん、お姫様に重いものもたせられないでしょ」





付き合い始めてからチシヤはすっごく甘い。

もともと優しくはあったんだが、お姫様だなんて言ってくることは流石になかったし、なにかと私を労ってくれる。

なんだか少しむず痒くて嬉しい。





「ほら早く行くよ、日が暮れちゃうからね」


『あ、うん!』





急かしながらも私を見つめる暖かい目を向けるチシヤが私は大好きだ。

患者さん→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:チェシャ | 作成日時:2024年3月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。