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恋人 ページ1
あの日起きた隕石事故から数年。
私は怪我も治り、無事大学も卒業し、医者として過ごしている。
隣には私の同僚だった男。
だった、と過去形なのも私達は今絶賛交際中である。
今日は私もチシヤも休みで2人で家でゴロゴロしてる。
あ、言っていなかったが、同棲中でもある。
『チシヤ、今日の夜は何がいい?』
「んー肉じゃがが食べたいかな」
『肉じゃががー、じゃがいもあったっけなー』
「なければ他のものでも喜んで食べるよ」
『まあ、でも冷蔵庫寂しくなってきたしお買いもの行こ』
「それがいいね」
『あれ、チシヤも行くの?』
「もちろん、お姫様に重いものもたせられないでしょ」
付き合い始めてからチシヤはすっごく甘い。
もともと優しくはあったんだが、お姫様だなんて言ってくることは流石になかったし、なにかと私を労ってくれる。
なんだか少しむず痒くて嬉しい。
「ほら早く行くよ、日が暮れちゃうからね」
『あ、うん!』
急かしながらも私を見つめる暖かい目を向けるチシヤが私は大好きだ。
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作者名:チェシャ | 作成日時:2024年3月29日 0時