【コラボ作品】ボクはあいつら2人が嫌いなのだ…///【一応オリジナル】 (ページ22)

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#逃げていったお姫様# ページ22

「「待てって!!」」

聞き覚えのある声、クラスメイトなはずだからそうだけど、誰か二人の声が重なって聞こえた。

A「高喜、由羽斗!」
声をかけたのは高喜と由羽斗だった。なんで、二人が......

高喜「なんだか知らんけど、いつもより怒ってるよな」

由羽斗「てってか、お前に彼氏とかいたんだっ。やばい、面白れえ」
由羽斗は笑っているから放置するけど、高喜は心配してくれてる様子。
べつに、心配なんて要らないけど。

高喜「確かに、彼氏とかいたのはびっくりしたし、面白いけど......俺様を頼ってみなよいいことあるかもよ?」
いいや、絶対ない!この二人と過ごしてきて良かったことなんて一度もないからね!
ていうか、二人ともなぜ面白いの!?なに、ボクに彼氏が出来ないとでも思ってた......?
――もちろん、汰一となんて付き合ってたなんて考えてないけど。

A「じゃ、じゃあ分かった。高喜に頼るからいいね?先生にAさんは帰りましたーって伝えといて!じゃあね!!ばいばい!!」

ボクはそれだけ言って校門へ向かって走る、走る、走る。
かばんとかいろいろ、教室へ置いてきちゃったけど、妃架利か葉流が持ってきてくれるだろう。
......絶対に汰一だけは嫌だな。