【コラボ作品】ボクはあいつら2人が嫌いなのだ…///【一応オリジナル】

#離れたくない2# ページ15

離れたく…ないのに……。









先生「なのでこれからHR(ホームルーム)を始める。みんな静かになー。」






ガラッ(教室のドアがあく音)







皆「「由羽斗！！」」







由羽斗「えーっと、先生から聞いたと思いますが、俺はヨーロッパに留学をします。短い間でしたがありがとうございました。」




先生「薪野は、1時間半後の飛行機で日本から飛びたつ。だから、今が薪野との最後の時間だ。言いたいことは全部言えよ〜！」




皆「「「由羽斗っ！！！」」」



周りの皆は一斉に由羽斗に駆け寄り声を掛けている。



僕が話すことなんて、見つからないや。









先生「言いたいことは全部言ったか〜？」




由羽斗「あ、先生そろそろ時間です。」




先生「そうか……。じゃあ先に教務室行って準備してろー。」




由羽斗「それじゃあ皆さん。お元気で！！」




ねぇ、なんであなたはいつもいつも、笑って過ごせるの？


こんなに辛い、別れの時も……？



教えてよ。



また、いつものように、お得意の嘘をついて笑わせてよ。



僕から光が無くなっていくじゃない。









ガタッ！







気付けは僕はかけ出していた。







廊下にいる、由羽斗の所へ。



ねぇ、待ってよ。







ギュ。







また無意識のうちに、由羽斗の制服の裾を引っ張っていた。






由羽斗「A？？」









由羽斗「ねぇ由羽斗。待ってよ。僕から離れないで。一人ぼっちは嫌なの。」






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目から一粒の涙がこぼれた。

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