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それから彼とは、顔を合わす度会釈をし
時に世間話をするようになったここ最近
未だに自分から話しかけるなんてことは出来ない
けれど
好きな音楽のことやギターのこと、友達のことを語るとき
大きな瞳をキラキラさせて嬉しそうに話すしょーたさんが
私は大好きでずっと見ていたいと思える
.
安「 おはよっ 」
「 おはよー 」
今日はどんなお話を聞けるんだろう
ギャグマシーンなお友達の話だろうか
好きな歌手の新曲だろうか
.
安「 Aちゃんってさ 、」
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あれれ、どうやら今回は違うみたい
話の中心が私になっている
それだけで、しょーたさんが私の名前を口にしただけで、顔に集中してくる熱が我ながら腹立たしい
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安「 その .. 彼氏とか 、居ったりするん？」
しょーたさん、なんでそんなに不安げなの
靴元ばかり見ているの
「 いない 、けど 」
けど、だけど、彼女いる人が尋ねる質問じゃないし
よかったぁってわかりやすく安堵してるあなたの胸の奥を覗いてみたい
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