No.88 き、きま、きまし ページ43
「・・はぁ、なるほどね」
やっと納得してくれたか良かった。部屋に呼び出して何から話そう！って思った瞬間
［正座］
いや一番怖かったわ。襲撃者よりも怖かった。
「あんたはあの子じゃないのか」
『う、騙しててご』
「あぁそれは知ってたからいいわ」
『知ってたからいいわ！？』
そんな軽く流す問題でもないぞこれ！
「二重人格とかではないんだっけ？」
『そうじゃないわ。別人と認識してくれ。』
「へー」
さっきから軽すぎるんだが聞いてくれてるか？
「で、一緒に行ってほしいんだっけ？いいよ」
『フットワークかるすぎる』
こんな子だったか？ちょっとわからんけど。
「何驚いてんの」
『いやあんたの決断力の速さに驚くわ』
「そう？友人と金の心配せずに遊びに行けるとか最高じゃん」
それは確かに、あ？いや、まてよ？
『友人？私が？』
「は？友達だと思ってたの私だけ？何その片思い」
『いやいやいやいや！』
思ってますよ！だから呼んだんだ！だけど
この体の子は君と友達だけど、私は違う。
「何迷ってるか知らないけど。あんたも、その子も私の友達よ。私の友達二人目なのよ、貴方」
何だこの友人推していいか。
「・・あの子は友達だって思ってたんかな」
ぼそりと吐いた本音に、答えられる人間はもういない。
『・・少なくとも、貴方との記録は凄く明るかったよ』
あのノートにも何も書いてなかった。書いてなかったってことは恨んでない。
私は彼女にあってすぐに味方だと思った。それは、この子の残留思念が残っていたからだろう。
「・・ふふ、そう。ありがと」
立ち上がって私の手を引き立ち上がらせる。向かい合い、握ってる手は握手してるようだ。
「初めまして」
『へ、あ、あぁ。はは。初めまして』
友好の握手。友達の挨拶。まずは
『私の名前はキョウカです。ねぇ、あなたの名前はなんていうの？』
「雪見です。ねぇ、私達友達になれると思うんだよね」
『同感！』
二人でおでこを合わせる。互いの目に涙が浮かんでるけど、それはお互いに内緒にしとこう。
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CO！ - knsmさんがイケメンでした…主人公さんもイケメンでした…ナニコレ尊い。こんなにも素晴らしい作品をありがとうございました。 (2022年4月11日 18時) (
レス) @page39 id: b9bee98473 (このIDを非表示/違反報告)
みらい(煽り組推し) - 今日見つけて一気に読みましたが…主人公さんイケメンだと思うのは私だけですか？！この小説凄く良かったです、続編期待して待ってます、他小説の更新も頑張ってください！ (2020年4月2日 12時) (レス) id: b1b939eaac (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 凄く面白かったです!主人公ちゃんのキャラがめっさ好きです!!!他の作品も更新頑張って下さい!!! (2020年3月27日 8時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
音色(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！主人公のサバサバした性格と痛快な行動！本当に面白いです！終わりとなっていますが続編は出ないのでしょうか？他の作品が終わってからでもいいので作ってくださると嬉しいです。他の作品も面白いので更新頑張ってください！！ (2020年3月26日 21時) (レス) id: 700e646e5c (このIDを非表示/違反報告)
夢美(プロフ) - 初コメ失礼します！普段コメなんてしないのですが続編が気になりすぎてコメさせていただきました。一言で言って最高です ホンマにストーリー性が素晴らしく最後の方何回も読み直しました。実は少し泣いたシーンもあったり… 新作も全部見ようと思います！頑張って下さい (2020年1月13日 4時) (レス) id: 9dc8edb593 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
| 作成日時：2019年8月21日 7時
