私達の主役は〇〇だ

No.63 喧嘩するほど仲はいいけど仲違いするよね ページ18

「久しぶりにやってたわね」
「なんかいつもよりやばくない？」

そんな会話をしながら通り過ぎるメイド二人。

『？』
em「？」

エミさんと私は目を見合わせて首を傾げるだからそんな純真無垢な瞳で首かしげるのは赤ちゃん並みに可愛いからやめてくれ心臓がもたない。

『ん゛ん゛っ・・な、何かやってるんですかね』
em「はて、喧嘩ですかね」

内ゲバかな？

通信が入ったのか、エミさんはインカムを抑える。インカムいいよな、普通に憧れる。

em「え、あ、はぁ・・え！？」

相槌漏れてるよエミさん。すくって宝箱か何かに入れていいですか？

エミさんはの顔は少し焦りを見せ、窓に視線を移す。

『どうかされましたか？』
em「あぁ・・えっと、喧嘩は喧嘩なんですが・・なんか、少しやばいかもしれません」
『見に行きますか』
em「行きましょう」



中庭に到着。ギャラリーも多く、その中でスーツの人物を発見し、二人で突撃する。

脅かしてやろうかと悪戯心が湧き上がり、盗み足で近づいたはずなのだが

ut「ありゃ、キョウカちゃん。僕に会いに来てくれたの〜〜？」

声をかける前に向こうが気づいて振り返る。

『足音しました？』
ut「んにゃ」
『え、なんで分かったんですか』
ut「俺がキョウカちゃんのこと分からんはずないやろ」
em「大先生普通にキモいです」
ut「あぁぁぁん！？なんだとゴラァエェェミィィィルゥゥゥゥウ！！」

すげえ巻舌。じゃなくて。

『喧嘩してると聞いて様子を見に来たのですが、あれは』
ut「そ、ショッピくんとコネシマ」

先輩後輩なにしてん。木の剣で剣戟繰り広げてるごめん少し美味しい。

ut「ま、いつもの喧嘩やから気にせんとき。」

いつもの喧嘩にしては大先生の顔が険しいと思うが。

syo「っ、はぁ、撤回して下さいさっきの言葉！！」

ショッピくんの声に中庭を見る。ショッピくんはコネシマの剣を弾いて距離を取っている。

kn「は？嫌やけど」

コネシマは容赦なく距離を詰めて襲いかかる。

syo「このわからず屋！クソ先輩！」
kn「わからず屋はどっちや。お前あの頭可笑しい女に影響されたんか？」

頭可笑しい女？はなみ？・・ンなわけねぇよな私だよなぁ！！

syo「撤回しろや！！」
kn「なに熱くなってんの。俺は事実を」
syo「頭可笑しい女に影響されてんのはあんたらの方でしょ！」

一瞬コネシマの瞳孔が開き、彼は剣ごとショッピくんの体ごと吹き飛ばす。

kn「あぁ？」

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