私達の主役は〇〇だ

No.57 美味しいご飯ができるまで ページ12

二人でしばらく雑談を続けていると

os「んぅ、ちょっと待ってな」

インカムから通信が入ったのか、耳に手を当てる。んぅってなに？？どうやったらそんな可愛い言葉がでるの

立ち上がって私から少し離れる。聞かれたくないなら出てくけど、大丈夫か？

os「それはー・・」

オスマンと目が合う。げ、じっくり見てたのバレたかな。やばいやばい。

os「ん、分かった。伝えとくなぁ」

通信を切り、席へと戻る。両膝をつき手を組みその上に顎を載せる。

os「キョウカちゃんにとってのとっておきの情報、ほしい？」
『へ？』

貰えるものは貰っときたいのが貧乏性である私の性だが、なにやら含みがある言い方だな。爆弾は欲しくないんだが。

まぁ情報なら

『・・欲しいです』
os「そう、あのな」

妙な緊張感を潤すために、カップに手をかける。


そして

『は？』



かしゃんと落ちるティーカップ

破片は花のように散り


『・・・』

今の私は目を見開いているだろう。

『・・んふ、んふふふ』

咄嗟に口元を抑えるが、三日月が隠しきれてない。

『裏は？』
os「とれとるよ」
『知ってるのは？』
os「俺とトントンとグルッペン」

笑いがこみ上げる。面白すぎて、腹を抱えそうだ。

『オスマン様、お願いが』
os「安心し、この事は他の奴らには漏らさへん。」

見透かしてくれるな。好きだわ。

os「・・ははっ、そんな顔もできるんや。あくどいなぁ」
『そうですか？』
os「うん、可愛い」
『そ・・・そ！！？？？』

爆弾落とすのをやめてください死んでしまいます。





os「いつ仕掛けるん？」
『まだですね』
os「これだけでも潰せるのに？」
『食材は機器がなければ食品にならないですから』
os「・・それもそうやな」






どうでもいいことですがタイトルはその場のノリと小説の内容によって決めてるので意味はありますが深くはないです

No.58 睡眠不足は体に毒→←No.56 お茶会って響きが女子

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す