【#コンパス】その、終わりのない日々は……。【短編集】

【☆】かわいい悪魔のティーパーティー？《１》【ジャスティス】 ページ40

・主人公と連合宇宙軍の人たちがある意味ちょっと酷い。


＊


「A様！お久し振りです！」
「立派な角と翼が生えましたね！
なんとも地獄の悪魔に相応しいお姿！」
「あっ尻尾もあるんですね！可愛いなぁ！」

……えーっと。
この人たちは、ジャスティスと同じれんごーなんとか軍(※連合宇宙軍のこと)の人でね。
ジャスティスとはヒーローつながりでよく連れてってもらえるんだ。
さすがにきんきゅージタイ(※緊急事態のこと)の時はダメだけど、特にそういうのがない時はご飯を食べに行ったり、訓練にちゃっかり参加してみたりとかしてる。
("#コンパス"に来るまではそんなこと絶対しなかったんだって。なんでかはわかんないけど、みんな一緒の方が楽しいよね！)

で、この人たちは何故か私のことを"A様"って様付けで呼んでくる。
理由はわかんないけど……まあいっか、みんなそう呼びたいんだよね！(？)

で、ここはれんごーなんとか軍(以下れんごー)のトレーニングルームで、別室にある装置で重力や室温とかを調整したりできるんだって。

それにしても、ジャスティスは今どこにいるのかなー？
今は三時くらいだから、おやつにチーズケーキでも食べてたりして！
私もあとで食べに行こっかなーっと。

「A様、どうか俺達にどでかい魔法を一発ズバーンとやってくれませんか！」

「えっ、そんなことして大丈夫かなぁ……？」

「大丈夫ですよ！むしろドンと来いです！」
「踏んでくださいA様！」

「えっと、踏むのはなしかなー……」

……こんな調子で、れんごーの人たちは何か変な人ばっかりなんだよね。
踏んでくださいなんていう人多分なかなかいないよ、何でそんなことしてほしいのかな。

でも、待てよ。
トレーニングの一環になるのなら、魔法を使うのはアリなんじゃない……？

……丁度おやつの時間だから、何か甘いものが食べたいなー？


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