＊《３》 ページ39
「Aさん、Aさん……！」
「……ふふっ」
「……！」
これは……奇跡、なのかな。
Aさんが、微笑んでくれてる。
Aさんの綺麗な目が、リリカのことを見てくれてる。
でも、なんでだろう。
目の前が、ぼやけて……ちゃんと……見えな……。
「……っ、うぅ…………」
「有難う、リリカ。
君の声、ちゃんと届いたよ」
「……うんっ、とどけた……っ」
「そんなに泣かないでくれ、折角可愛い姿になったんだから」
「……？」
そう言われて、思わず自分を見てびっくりした。
「これ……リリカなの……？」
いつもの魔法少女の服じゃない。
でもこれは、リリカの新しい力……？
「その力は、君と僕の気持ちだ。
リリカ、僕達はこれからも、もっともっと一緒に進める」
二人の、気持ち……。
リリカとAさんで作った、新しい力……。
だから、こんなにあたたかいんだね。
だから、こんなに落ち着くんだ……。
「……リリカ。
また、僕と一緒に戦ってくれるかい？」
Aさんはもう、いつもの弓を背負っていた。
同じガンナーだけど、持っているものは違ってて。
リリカは魔法で、Aさんは弓矢で。
方法は違うけど、だからこそ、一緒にいるのが楽しいんだ。
「……あのね、Aさん」
少し前に、伝えたかったことを言ってもいいかな。
正確には、前に言ったことを、もう一回繰り返すみたいになっちゃうけど。
「リリカね、アリシアさんの弓矢が大好き。
かっこよくて、キレイだから」
「ふふ……何かな、急に」
少し照れてるのかな。
ほっぺたを赤くしてるけど、Aさんは優しく微笑む。
Aさんのおかげで、リリカは自分の幸せに気づけたんだ。
だからね、どうしても……もう一度ここで言いたいの。
「……それは、僕も同じだ」
「……え？」
「君のおかげで、僕は自分の幸せに気付けた。
だから……どうしても此処で、君に伝えたい」
「……うんっ」
"一緒にいてくれて、ありがとう！"
さあ、行こう。
いつものアリーナへ、絆と手を繋いで。
……二人の、新しい力で！
次回
『リリカ、レットウセイやめます。』
【☆】かわいい悪魔のティーパーティー？《１》【ジャスティス】→←＊《２》
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愛里(プロフ) - Twitterフォロしたよっ！ （巨乳好き説） (2018年9月2日 16時) (
レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 初めてのＣグスで〆る。 (2017年11月18日 23時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - リリカちゃんきょぬーにしてしまった……。 (2017年11月16日 20時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - コスマル太郎さん» 応援ありがとうございます。丁度マリアさんの次に書く予定でしたので、少々お待ちを。（コメント感謝）（最敬礼） (2017年11月12日 11時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
コスマル太郎 - アダムきゅんとの絡みが欲しいです…←出来ればでいいので！応援してます！頑張ってください！ (2017年11月12日 1時) (レス) id: 1e17411a9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レウィシア | 作成日時：2017年11月5日 16時
