【Ｄ】"１"が４つで……？《１》【マルコス'55】 ページ21
・"リリカやめます"シリーズは今回はお休み。
＊
「Aちゃん……」
「ああ、マルコスか。
……何だいそれは？」
みんな、今日って何の日か知ってるよね？
今日は十一月十一日。
数字に直すと、11月11日。
……そう、ポッキーの日！
(実際にはプリッツの日とも言うんだけどね)
だとしたら、やる事は一つ！
いや……正確にはこのハイスペックな僕に課せられた、超難関なミッション！
「Aちゃん……僕とポッキーゲームしよう！」
「……ポッキーゲームって何だい？」
「……へ？」
＊
僕とした事が、まさかAちゃんがポッキーを知らないなんてねぇ。
まあでも、元の世界によるっちゃよるのか。
それにAちゃんって、あんまりこういうスナック菓子とか食べなそうだもんね。
こっちに来てからは食べるようになったけど。
「成程ね……今日はこのチョコレート菓子に纏わる記念日だったのか」
「うん……」
Aちゃんが箱と袋を開けて試食してる。
ポッキーを咥えてる口元が可愛くて、最高に可愛い。
……あれ？可愛いって二回言ってるね！？
「……あ、それで、ポッキーゲームだっけ？
それってどうやるんだい？」
「……！」
ハイ本題
ここからが僕の勇気をためすところだよね！
緊張してドキドキするけど、ずっと前からAちゃんとしたかった事のためだから、ここは僕の秘めたる力を覚醒させなきゃ！
「えっと、ね……これを……」
＊無職説明中……。
「……で、これを二人で両端から食べて、先に離した方が負けになるんだ」
"〇〇説明中"って言葉、凄く便利だよね。
長ったらしい説明を五文字に抑える事が出来るよ。
いや実際には説明が思ってたよりグダグダになっちゃってカットしただけなんだけどね！
「……この部分だけ言えば良かったんじゃ？」
「あっうん、確かにそうだ……」
何で僕ってAちゃんの前だとこうなるんだろ……。
僕のIQどこ行った？ああ溶けたんだ、納得。
「ところで、質問なんだけど」
「うん？」
「これって……どちらも最後まで口を離さないってこともあるのかい？」
「……あるねぇ」
「それが起こり得る事を承知で、僕とやりたいと」
「う、うんっ……」
あれ、ちょっと待って。
何でAちゃんがこっちににじり寄ってくるのかな？
こう、悪魔な雰囲気のAちゃんは初めて見たんだけど……。
……な、何だかアブナイ予感がするのは僕の気の所為かな……ッ！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛里(プロフ) - Twitterフォロしたよっ！ （巨乳好き説） (2018年9月2日 16時) (
レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 初めてのＣグスで〆る。 (2017年11月18日 23時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - リリカちゃんきょぬーにしてしまった……。 (2017年11月16日 20時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - コスマル太郎さん» 応援ありがとうございます。丁度マリアさんの次に書く予定でしたので、少々お待ちを。（コメント感謝）（最敬礼） (2017年11月12日 11時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
コスマル太郎 - アダムきゅんとの絡みが欲しいです…←出来ればでいいので！応援してます！頑張ってください！ (2017年11月12日 1時) (レス) id: 1e17411a9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レウィシア | 作成日時：2017年11月5日 16時
