相良くんに一目惚れをした、女の子のお話 (ページ10)

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嫉妬 side相良ページ10

side相良

最近、俺についてくる女がいる。

そいつはAAと言って智司の幼なじみだ

今日、Aが開久のヤツらに絡まれていた

助けてやったらお礼だと言われ、半ば強制的にサ店へ行った、アイツはことある毎に俺に好きだと言ってくる

でも、それは俺の顔につられているだけ、絆されたらダメだ。俺の本当の性格を知ったら、きっと…

なんて思っていたのに、アイツは何日経っても好き好き言ってくるし、三橋伊藤がいても、俺との時間を優先する。

アイツの言葉を、信じてもいいのか…？

という内容を智司に相談した

智司「想像してみろ、Aがお前に飽きて、知らねぇ男に好き好き言ってたらどう思うんだ？」

智司「まぁ今のところそれはなさそうだがな」

と言われた。

まあアイツが他のやつに好き好き言ってんのは引っかかる、それに前智司が言ってた、

「いや、あいつが人に好きっつってんのは今までで、お前含め2人ぐらいしかいなかったと思うが…」

ってのも気になる

2人ってなんだ、俺の他に1人いるのか…誰だそいつ

いつから俺はアイツの事をこんな考えるようになったんだ

今日も開久にAが来た。

でもアイツがいきなりこんなことを言い出した

『今日ね、変な人に絡まれてた時に、三橋くんに助けてくれたんだ〜優しくない？』

相良「は、？」

心臓がドクンと嫌に鳴る

『助けて貰ってから喋るようになったんだけど、あの人ふざけるけど、1回スイッチ入るとかっこいいんだよなぁ…』

Aが上を見上げながら言う。

相良「…」

聞きたくない

なんて返せばいいのか分からなかったし、返したくなかった

聞きたいことは沢山あったはずなのに。

いつ喋ったんだ？なんで俺を呼ばなかったんだ？そんな三橋と仲良かったか？なんで俺に教えてくれなかったんだ？

俺のことが好きなんじゃなかったのか？