相良くんに一目惚れをした、女の子のお話 (ページ25)

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sideA

伊藤「おい、理子ちゃんとAちゃんたち軟高に置いてきて大丈夫かよ」

三橋「大丈夫に決まってんだろ、奴らの狙いは俺とお前じゃ」

『…え、そーなの？！じゃあ私いる意味ないじゃん！』

三橋と伊藤がくるっと私の方を向く

三・伊「「は？」」

伊藤「いやいやAちゃん！なんでいるのよ！」

三橋「なんで着いてきちゃったかなー…」

『いやだって私も喧嘩売っちゃったし、ここで行かなかったら逃げたことになっちゃうかな〜…？って…』

『え、えへへ…』

三・伊「「……ったく…」」

開久「「三橋ィ！！！！！！」」

三橋「うおっ…！！！」

私たちは物陰にサッと隠れて、その場をやり過ごした

三橋「油断ならねぇな…」

『三橋くん！こっちの路地行こう！』

ｽﾀｽﾀｽﾀ…

開久「見つけたァ！！！！！」

三橋・伊藤・A「？！？！」

ガンダで逃げ切った3人

三橋「おいおい、町中に溢れてんぞ伊藤のばかちんのせいでよ」

伊藤「最後に怒らせたのてめぇじゃねぇか」

『まぁまぁまぁ』

三橋くんの家の戸をガチャっと開けるとそこには開久の人たちが何人かいた

『…？！…ここまで…』

3人はナイフで脅され、なぜか途中で三橋の両親がガチギレしだし(？)、3人は廃工場へと連れていかれた

まーだ相良に従えとか言ってくる

いい加減うるさいな…と思ったとき。

三橋が私らの後ろにナイフを構えていたヤツからナイフを取り上げた

かと思えば

下っ端のひとりの顔面スレスレにナイフをスターーーン！！！！と刺した

伊藤くんはすごい驚いたような表情を浮かべていた

多分それは私も同じだっただろう…

私たちは一斉に横に走り出し、花火を着火してそれを開久の人達に向けた

花火を向けながら走り、何とか撒いた

三橋「…」ｷﾗﾝ

前髪をサラッと触る

三橋「ビビったぁーーーー！！！！！」

伊藤・A「「だよね？！？！！！！！」」

どうやら上の方に投げたつもりが、顔の方に飛んでいっちゃったらしい。

それにしても危なかったよ…？！

三橋はしゅんすけくんとか意味のわからないことを言っているが、私は軟高へと帰った

開久…今日は行かない方がいいよね…