相良くんに一目惚れをした、女の子のお話 (ページ3)

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side相良

相良「…ったく、変な時間に目が覚めちまった…」

時計を見ると、まだ7時半ちょい過ぎ、普段ならまだ寝ているところ、何故か俺は目が覚めた

なのでしょうがなくこの時間から開久に行くことにした

相良「あーだりィ」

なんて言っていると近くから女の声が聞こえた

？『いやですって…！』

どうやらチンピラ共が女にしつこく絡んでいるようだ

助けてやろうかと思っていると見慣れた灰色の長ランを来た男がその女を助けていた

智司だ

智司はそのチンピラ共を倒すと、その女と喋っていた
その女の顔を俺は見た

相良「こりゃマブいぜ…」
俺はそう小声で言うと、その女に近づいた

相良「おいおい、こんな朝っぱらから喧嘩かァ？」

その女は俺を見るなり、びっくりしたような表情を浮かべた

智司に珍しいだなんて言われながら、俺は気になっていたことを聞いた

相良「てかこいつは誰？」

俺はその女に向けて指を指した

智司「そいつはA、俺の幼なじみだ、今絡まれてたから助けた」

A…Aっつーのか…それにしてもマブい顔してんなあ……？？

と思いながら俺はAに顔を近づける、そうしたら何故か顔が真っ赤になり、

『好き…です』

好きだと言われた

相良「はっ？」

俺の頭の中には「？？？」しか無かった

Aがあっ、と口を抑えた

『え、あ…その、間違え…ちゃって…』

間違えたなんて言っているが
顔を真っ赤にしながら目を少し潤ませているAを見たら、少しからかいたくなった

相良「顔が真っ赤だぜ？何をどー間違えたんだ？」

と聞くとAはなんでもないとか言いながら全力疾走して逃げた

はァ？？と思いつつ、マブかったなとも思った