相良くんに一目惚れをした、女の子のお話 (ページ2)

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きっかけページ2

sideA

『あー、学校めんどくさいなあ……』

(しかも何かあそこにチンピラいるし…頼む私に関わってこないでくれー…！)

？「ねえそこのマブい姉ちゃん！」

？「俺らと一緒に遊ばねえ？」

(あーもう終わった…しかも手ガッツリ掴まれてる、逃げられん…！！)

『い、いや、大丈夫です…私急いでるので…』

？「そんな事言わないでさー、いいじゃんちょっとくらい」

『だから…いやですって…！』
(もう！なんでこんなしつこいの…！！)

智司「おい、何してんだお前ら」

(？！)

『智司！！』

そういうと智司は、私に絡んできたチンピラ3名を一瞬でボコボコにした

？「「「すっ、すいませんでしたぁぁああ！！！」」」

智司「A、大丈夫か？」

『あっ、うん！大丈夫！助けてくれてありがとう』

智司「あぁ」

相良「おいおい、こんな朝っぱらから喧嘩かァ？」

そう声のする方を向くと、銀髪にオールバックで金のアクセサリーを身にまとった明らかにつっぱりの人が立っていた

智司「相良か、お前がこんな朝から起きてるのなんて珍しいな」

相良「あァ？しょーがねェだろ起きちまったんだからよ」

相良「てかこいつ誰？」
そういって相良という人は私を指さした

(ドキッ…！！)

何故か私はドキッとしてしまった

智司「そいつはA、俺の幼なじみだ、今絡まれてたから助けたんだよ」

『うん！、ほんとにありがとね？』

相良「ほーん…？」
と言って相良さんは私の顔を覗き込んだ

相良さんと目が合った、その瞬間、私の中で何かが落ちたのがわかった

『好き…です』

何故かそんなことを口走ってしまった
私があっ、と口を塞いだ時にはもう遅かった

相良「はっ？」

(聞こえちゃってるよー！！終わったー！！何してんだ私！！！)

『い、いやあの、間違え…ちゃって…』

相良「顔が真っ赤だぜ？何をどー間違えたんだ？」
相良さんがニヤッと笑う

『え、あ…いや、その………な、なんでもないです！！』

そういうと私は一直線に学校へと走り出した

相良「あ、お、おい！！」

相良さんがなんか言っているがそんなのはお構い無しに猛ダッシュする自分

(あーもう！！今日はほんとついてない！！！)