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日が沈んだ後、たかさん広場に集まった私達は、まず男子チームと女子チームに別れて、どちらがより多くのお菓子を集められるか競うらしい。
私も学生の頃はそうしてクラスメイト達とお菓子の数で競い合ったりしたような気がする。
今では懐かしい、良い思い出だ。
「そんじゃ、たくさんお菓子集めたチームが勝利な!」
「お菓子も良いけど、ボクにはイタズラも捨てがたいなぁ〜」
「待っててねリリカちゃん、たーっくさんお菓子持ってくるからっ!」
「お前ら絶対ガチで脅すんじゃねーぞ?」
「本物の銃では無いので、脅した所で無意味だな?」
「脅したりはしない、お菓子をくれなきゃ殺すだけだ」
「主に貴様の事では無いのかグスタフよ」
「お前もだぞ桜華……」
男子チームのメンバーは、リーダーの十文字アタリ、ニコラ テスラ、マルコス'55、ルチアーノ、グスタフ ハイドリヒ、桜華忠臣の計七名。
何だか向こう側の面子が……保護者が多いというか、保護者なのか保護される側なのかよく分からない人物が多いというか……まあ兎に角、住民が無事である事と、彼らが大人気の無い大人で無い事をを祈ろう。
対する、女子チーム。
「やるからには絶対に勝つよー!」
「リリカもマルコスくんにいっぱいお菓子持ってくるね!」
「コクリコも、おかしたべたい!」
「負ケハ許サレマセン」
「お菓子くれなきゃkill」
「いざ、参りましょう!」
「……」
「ほらほらリーダー!何か一言言ってやんな!」
「私はリーダーじゃない……」
メンバーは、私と、深川まとい、リリカ、コクリコット ブランシュ、Voidoll、双挽乃保、ジャンヌ ダルクの計七名。
何故か知らないが、リーダーにされてしまった。
それはさておき、両チームとも同人数で七名、合計で十四名という事で、数名不在ではあるが集まってみればかなり賑やかだ。
……ん?七名?
いち、にい、さん……男子チームには六名しか見当たらないのだが……まあそんな事は良いだろう。
「そんじゃ、ケントーを祈るぜ!
必勝と書いて、必ず勝ぁーつ!」
「……行ってきます」
「暗いよリーダー!!」
まあそんな訳で、男子と女子の二チームは東と西へ別れたのだった。はてさてどうなることやら。
「俺はオブジェじゃないぞぉ……」
……失礼、ジャスティスを入れて七名だったのか。
だがその格好、確かにオブジェと間違えられても可笑しくないかも知れない。
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レウィシア(プロフ) - マルリリさん» わぁ……!ありがとうございます。そう言ってくれる人が一人でもいらっしゃるだけで、私の心はとても救われます。これからも書いていきますので、どうか末永くよろしくお願いします……!(最敬礼) (2017年10月23日 20時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
マルリリ - ハロウィンの話メチャクチャ面白いというか、全部の話が面白いです!更新頑張ってください!! (2017年10月23日 1時) (レス) id: 5ef7ab9b35 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - トーク機能を使うことで会話がかわいらしくなるあら不思議。 (2017年10月20日 0時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - まだお話も書いていないのに評価とお気に入り登録が来ていて驚いています……。ありがとうございます。(最敬礼) (2017年10月14日 11時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 雪兎(うさぎ)さん» わぁひ。そう言ってもらえると私もとっても安心出来ます。ありがとうございます……!ちなみに私は全天もディーバもノーガードも持っておりません。← コメントありがとうございました。(最敬礼) (2017年10月14日 11時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レウィシア | 作成日時:2017年10月13日 19時