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*《2》 ページ35

そんなこんなで、その日が来てしまった。
別に嫌という訳では無いというか、皆がどうしてもと頼んできたので仕方なく参加しただけというのであって、行かなかった所で私は部屋に戻って読書に没頭するだけなのだが……。

「うわっ、Aさんすごいねー!
とんがりボウシかぶっただけでこんなに違うんだ!」

「かぼちゃランタンとおかしのかご、とってもにあってる!」

「本当だよ!あんな事言っといて、本当は行く気満々だったんじゃないかい?」

小悪魔と魔法少女には正面から抱き着かれ、隣からは花火師に肩をばしんと叩かれる。
更に後ろの方では聖女のくすくすと笑う声が。
いや別に行きたかった訳では無いんだ、ただ私の住んでいた所ではかなり重要だった行事に参加する以上しっかりやらなくてはという心持ちがあって、ほんの少し、僅かに、微かに気合いを入れてしまっただけなのであって、だから別に行きたかった訳では……。

「……これはベールに帽子を被せたんじゃなくて、帽子にベールが付いている物だから何時ものとは違うの」

「そうなんですね!やっぱり魔女さんですから、力の入れ方が違います!」

「いやそれは……」

……こうやって毎度の事ながら女子達に囲まれてはきゃあきゃあと騒がれるのだ。
今ではもう慣れてしまっているのでどうという事は無いのだが……今日は少し、面映ゆくなった。

……いやそんな事は無い、断じてそんな事は無い。

「A終わっ……」

「終ワリマシ……」

遅れて入ってきたAIロボットと女子高生も、私の姿を見て、唖然。
……と思いきや、次の瞬間漫画の様な亜光速で私の元へと飛んでくる。

「Aサン素敵デス!流石魔女、仮装モ本格的デスネ!」

「A、凄い、きる、kill……!」

「それはちょっと関係無いんじゃないかな」

私の国では全員が本物の魔女だったので、別に何時もの格好でも出られる。
要するに、私に仮装など必要無い。
……のだが、皆には仮装をしている様にしか見えないのだろうか。

「……まあいっか。皆揃ったのなら早く行った方が良いんじゃないの、男子組も待ってるだろうし」

「おっ、やっぱやる気満々で……」

「断じて違うから」

*《3》→←【★】ハロウィーンということで。《1》【女子数名】※微百合(でもなかった)



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レウィシア(プロフ) - マルリリさん» わぁ……!ありがとうございます。そう言ってくれる人が一人でもいらっしゃるだけで、私の心はとても救われます。これからも書いていきますので、どうか末永くよろしくお願いします……!(最敬礼) (2017年10月23日 20時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
マルリリ - ハロウィンの話メチャクチャ面白いというか、全部の話が面白いです!更新頑張ってください!! (2017年10月23日 1時) (レス) id: 5ef7ab9b35 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - トーク機能を使うことで会話がかわいらしくなるあら不思議。 (2017年10月20日 0時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - まだお話も書いていないのに評価とお気に入り登録が来ていて驚いています……。ありがとうございます。(最敬礼) (2017年10月14日 11時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 雪兎(うさぎ)さん» わぁひ。そう言ってもらえると私もとっても安心出来ます。ありがとうございます……!ちなみに私は全天もディーバもノーガードも持っておりません。← コメントありがとうございました。(最敬礼) (2017年10月14日 11時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レウィシア | 作成日時:2017年10月13日 19時

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