日常、は壊されかける ページ4
だからか、一香との時間は他と違って居心地がいいと思う。
『でもさ、一香、、、、治いいの?』
一香は隣のクラスの宮、治の方が好きらしく、よく話してくる。
「あっ///あれは観覧生物や!個人で取ってもうたら、素敵やなくなる!」
頬に手を当てて燥ぐ一香。
『何観覧生物てwwそっか、素敵、ね』
あんなに囲まれて、めんどくさい事に巻き込まれても平気な顔できるんは凄いとおもう。
しばらく、床の割れ目やら、フェンスやら、校庭やらをとりながら、どうでもいい話をする。
時々、っていうかほとんどご飯か宮治の事だけど、
そんなに話されると、嫌でも興味湧くよね、、、、めんどくさいから関わりたくないけど。
空に向けて、シャッターを押す。
カsガチャン!!!!!
『「え」』
私握力でカメラ壊しちゃったかな??
「おっとすまん!!先客おった!」
『あ、カメラ壊したわけじゃなかった、、』ホッ
扉の方を見ると、銀髪と金髪が息を切らしながら扉をバタンッと閉めた。
、、いや、屋上側に入るんかい。そこは戻りな。
「えっ、、治、、、っ」
ああほら、一香が尊すぎて涙出そうになってる。
「すまん、ちょいとここの写真も撮らせてや。女どもがくる前には帰るから。ってえ、あんた、、」
『一香、校庭の写真も撮りに行かないと。』
そう言って、今度は私が一香の手を引いて屋上を出ようとする。
扉に手をかけた途端、ガシッッッとその手を掴まれた。
「自分、名前は」
金髪の方だった。
めんどくさい事を避ける策を考え慣れた脳で早急に考える。
そうだ。こうしよう。
『私は重田 一香。で、こっちは武田櫻子。』
思いっっきり嘘ついた。タケダサクラコ??そんな子いませえん。
一香も驚いてる。これでありもしないサクラコ求めて探し回るのかな。
なーんて呑気な事考えてたら、手離してくれた。
銀髪「あっ!あんたやったんか!」
て今度は銀髪の方が手を伸ばしてくる。
うわ〜って思いながらその手見てたら、
「あ〜!侑くん、治くん、ここおったあぁ」
て、女どもきた。宮兄弟に発信器付けとんのか。怖いわ。
金髪「あら!見つかってもうたなぁ、、あっ!重田ちゃん!またな!話したいことあんねん!」
あら、なんか信じてる。本当に私の名前知らなかったんだ。まいっか。回避成功(?)
、、、あと女子の視線が痛い。
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作者名:ハッピーキャンディ | 作成日時:2020年8月13日 16時