揺れる気持ち〈うみげん〉 (ページ7)

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元太は私の作った料理を美味しい、美味しいと食べてくれた

その後すぐに私は元太の家を出た

家に着いたのは11時半を少し過ぎた頃

今日は土曜日だしゆっくり録り溜めてたドラマでも見ようかな

なんて思っているとスマホの通知音が鳴った

画面には元太の文字

『ご飯美味しかった！ありがとう！また飲もうね』

そう言えば昨日連絡先交換したんだっけ

そんなことを思い出しながら

『いえいえ、こちらこそありがとう。また機会があればね』

と手短に返信した

ソファーに沈んでテレビを見ていた頃また通知音が鳴った

元太かな、と画面を見ると久しぶりの名前

' 海人 '

私が高校時代、好きだった相手だ

『今日暇？久しぶりに飲まね？』

なんとも海人らしいシンプルな連絡だった

土曜日だし、1日暇なんだよなあ

昨日のことを思い出し少し躊躇ったが久しぶりに海人に会える

そう思ったらすぐに『いいよ』と送っていた