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目が覚めると見知らぬ天井
「うっ、、」
腰に痛みが走る
「え、うそでしょ、、」
横を見ると上裸ですやすやと寝ている元太
曖昧だが昨日の記憶が蘇ってくる
はだけている自分の服装、ティッシュが散乱したベッド
点と点が繋がって私は頭を抱える
昨日知り合ったばかりの子と一夜を明かしてしまった
何よりも昨日の記憶が無い
こんな状況だがもしかしたらまだ寝ていないのかもしれない
そんな1%の確率、わんちゃんすあると願った
が、そんな希望もすぐに絶たれた
「ん、おはよう、Aさん」
くしゃっと柔らかい笑顔で元太が言う
恐らく私の考えていることはお見通しなのだろう
追い打ちをかけるかのように
「Aさんってあんな可愛い顔するんだね」
満足そうににんまりした
はあ、、
私は思わず頭を抱えた
「あの、昨日のことはお互い水に流すというか、お酒の過ちというか、、」
焦って饒舌になる私にすぱっと言い放つ元太
「俺は絶対忘れないよ」
その顔はいたずらっ子のような笑みにもとれるし自信に満ち溢れたようにもとれる表情だった
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作者名:ゆい | 作成日時:2021年8月10日 16時