検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:59,121 hit

2 ページ2

「いやーそれにしてもお姉さんって意外とおちゃめ?」




しっかりしてそうに見えるのになあ




なんて笑いながら言う




これに関しては何も言い返せない




「さっきはありがとね、このお礼はちゃんと返すから」




「別にいいのに、俺がしたくてやったことだし」




律儀だね〜、なんて言う




さすがに歳下であろう彼に奢ってもらってそのままな訳にはいかない




そんな私の考えてたことがわかったのか男は言った




「じゃあこれから飲み直さない?」




「え?」




「俺おねーさんと一緒にのみたいな」




あざとくお願いしてくる彼




借りもあるし私は断れる立場ではない




私は首を縦に振った




「飲むのはいいけどこの時間じゃお店やってないよ」




今度予定合わせよう、




そう言おうとした時




「俺んち、ここから近いんだよね」




私の返答を待たずに歩いていく彼




慌てて後を追う




「え、ちょっと待って、」




「待たなーい」




上機嫌で歩みを止めない




これは彼の家に向かってるってことだよね、、?




男の人の家に上がるということは' そういうこと 'もあるということだろうか




流石の私も危機感が無いわけではなかった




酔いのせいなのか貸しのせいなのか私はついていってしまった

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
278人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆい | 作成日時:2021年8月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。