隣人さんがタイプだった２【佐久早聖臣】

62話 ページ16

「東京体育館に到着！」









夏香も一緒にきました
ていうかもう夏香が私よりも楽しみにしてた





「おー」







「ん？なんかA、疲れ気味？」








そう、私は今日の朝色々あったのだ









ーーー







「はあ！？春高観に行くの？受験生なのに！？」






「観に行くために今まで死に物狂いで勉強してきたんだからいいでしょ！」






「当たり前でしょ！？みんな死に物狂いで勉強してんの！その中でもさらに勉強しなきゃいけないんだからね！？」









ーーー








「ていう感じで朝から母さんと電話で口論してきたからね」









「ありゃ…」








「結局今日だけOKになった」







「え、今日井闥山でないよ？まさか試合は観にいけない…と？」









「…そーゆーこと」









「ええ！？」
.









.








「夏香、君は勉強大丈夫なのかい？」







「…それは聞かないで」

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