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『ちょっ…ちょっと待って!』
突然言葉を制止されて彼女がビックリして目を見開く。
『その前に俺が先に喋っていい?』
何を言われるのかわからないのか彼女が首を傾げてる。
『俺、お前のことずっと好きだった』
「…え?」
『やっぱり気付いてなかったの?』
無言で首を縦に振った彼女の目に涙が浮かぶ。
あの時と同じ。
思わず彼女を引き寄せて、抱き締めた。
『俺の言いたいこと言ったから…今度はお前の番ね』
俺の腕の中でメソメソする彼女がゆっくり顔を上げた。
「私…私中村さんのこと…」
言いかけてまた泣き出しちゃった。
「好き…です」
絞り出すような声で、そう言ってくれた。
『俺…ずっと今でもお前は海斗のこと好きなんだと思ってた』
「中村さんがいつも声かけてくださって…ちょっとずつちょっとずつ…気持ちが変わりました」
『俺たち…お互いの気持ち知らないままだったんだね』
何か…変な感覚だなって思ったら笑えてきた。
『好きだよ』
呟いたら、まだ目元に涙を残したまま私も好きです…って今度ははっきり伝えてくれた。
作者より
長らく更新を止めてしまっていました…すみませんT_T
ここまでこの作品を読んでいただき、誠にありがとうございます。
これからも少しづつ、ゆっくりではありますが更新をさせて頂きたいと思っていますので
これからもよろしくお願いいたします(^_^)☆
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TUGUMI(プロフ) - ちんたんさん» お返事ありがとうございます!いえいえ。とっても楽しい作品に出会えて良かったです (2020年8月28日 21時) (レス) id: b6b6b260bf (このIDを非表示/違反報告)
ちんたん(プロフ) - TUGUMIさん» コメントして頂きありがとうございます。初心者ながらの作品読んでいただき、さらにコメントまでとても嬉しいです!これからも不慣れではございますが更新していきますのでよろしくお願い致します♪ (2020年8月28日 16時) (レス) id: 481cab572a (このIDを非表示/違反報告)
TUGUMI(プロフ) - 凄いキュンキュンしました!とっても楽しかったです!!更新頑張って下さい!! (2020年8月28日 15時) (レス) id: b6b6b260bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちんたん | 作成日時:2020年8月23日 1時