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No.2 ページ2
今日もまた同じ夢を見ている。
今日はお酒を飲まず、ソファーに横になって目を瞑っている。
ーーー近づきたい。
そう思った瞬間、足が動き出した。
ソファーに近づき、お兄さんの顔にかかっている髪の毛を払おうとすると、お兄さんが目を開いた。
ーーーうわ、綺麗。
近くで見る瞳はキラキラと輝いて宝石みたいだ。
ただ今までお兄さんは僕を認識できていなかったのに、
パシッ
「貴様は誰だッ!ここがどう言う場所か知っているのか!」
『っ⁉︎』
急に手を掴まれてしまい、驚いて体を強張らせてしまった。
掴まれた手は力強く、振り払おうにも振り払えない。
『ぼ、僕は…っ、いた、』
綺麗な瞳が怒りで見開かれている。
ゆらゆらと空間が歪みだした事によって、この夢は終わりを告げた。
「待てッ!」
僕が消えかかっているからか、急に起き上がり更に掴み掛かろうとしているけど出来なかった。
夢から覚めて握られた手を見ると痣が出来ていた。
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作者名:chamu. | 作成日時:2023年4月22日 13時