【妖怪ウォッチ】転生したらスタンド持ってた (ページ27)

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第二十二話ページ27

夏海『ケマモト？』

ケータ『お祖母ちゃんの家に行くことになって、Aさん達も一緒に行きませんか？』

爆龍『あれから特に進展もありませんし、いいんじゃないですか？』

A『それはいいけど…もしかして野宿か？』

九隆『伯父さん、それなら近くにキャンプ場があるぞ。』

金寺『キャンプ道具なら俺持ってるぞ。』

A『それじゃあ決まりだな、俺達も行くよ。』

俺達は電車代やキャンプ用品を用意してケマモト村に向かっていた。

A『…それにしても電車で旅なんて久々だな。』

夏海『妖魔界や外国に行ったのが懐かしいな！！』

金寺『ああ…(妖魔界はともかく中国付近では襲われて、モンゴルやフランスでも地霊と戦って、観光どころじゃなかったけど…)そうだな…』

爆龍『なんか間が長くないですか！？』

幽旡『そろそろ見えてきたぞ。』

それは田園風景が広がる自然豊かな光景だった。

九隆『まだこんな風景が残っていたんだな…』

『ケマモト～ケマモト～』

電車から案内が流れ、俺達は電車から降りた。

A『じゃあ俺達はキャンプ場に行くから。』

ケータ『はい、何かあったらすぐに呼びます！！』

こうして俺達はケマモト村に着いた、なぜか不穏な空気が流れながら…

―――――――――
某所にて

『こういう時に鵺ちゃんがいたらよかったのにね…』

薄暗い研究室のなかに邪悪な笑みを浮かべている女性、アリスがいた…

李春『…だからって俺達が学者のマネかよ…』

アリス『あら？それでもわざわざ薄暗い遺跡に行った意味はあるわよ。』

『▲▲▲▲▲▲▲』

まるで大勢の人々が悲鳴を上げているような雄叫びだ…

オババ『…聞くに堪えん声じゃのう…』

李春『へぇ…これが古代文明の遺産ねぇ…』

アリス『フフフ…』

李春『ところであんたのこと追ってる奴がいるぜ？ほっといていいのか？』

アリス『"二人目"の彼でしょ？彼は"物語の最後"に来るわ…絶対に…』

李春『最後ねぇ…』

オババ『色々な奴にちょっかいをかけるのは構わんが、敵を増やすのは得策ではないぞ…』

アリス『それもそうねぇ…Aくん…あなた達はどう動くのかしら？』

廃墟になった研究室で謎の生物が雄叫びを上げていた…アリスは手に持った青色の紫陽花を見ながら邪悪に微笑んだ…どうやら今日は満月のようだ…