【妖怪ウォッチ】転生したらスタンド持ってた (ページ26)

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第二十一話ページ26

ケータが妖怪達の記憶を思い出してから数日、ケータ達はとても忙しそうだった。
そんな中、俺は高校を回っていた。

くさなぎ『どうして学校に来たんだ？』

A『今日は夏海は部活、金寺は情報集め、幽旡達は訓練らしくてな。』

九隆『そういえば夏海が昨日、学校に集合って言っていたが。』

A『だから来たんだが…』

『おーい』

くさなぎ『夏海じゃないか。』

するとそこに黒のエプロンをした夏海がやって来た。

A『よう夏海、急に呼び出してどうしたんだ？』

夏海『今日は部活でスイーツを作る予定だったんだが…』

夏海が見た方向に目を向けると…

『カツ丼なら作れるのに…』

『どうして今日は親子丼じゃないの…』

『天丼…』

夏海『見ての通り丼もののスペシャリストしかいなくてな…』

くさなぎ『調理部なんだよな…』

九隆『丼もの研究会だな。』

夏海『というわけでA達に相談なんだが…この丼物達持ち帰って欲しいんだが…』

A『だからこんなにタッパーを持ってこさせたんだな…』

そして帰り道…

九隆『ん？あそこにいるのは金寺じゃないか？』

金寺『お前らこの辺を通るなんて珍しいな。』

くさなぎ『通り道まで把握済みなんだな…』

A『相変わらずの情報量だな…ところで隣にいるのは誰なんだ？』

金寺『紹介するよ。』

『A君でしょ？私は遥、こいつの腐れ縁。』

『俺は鷹志、よろしくな。』

『最後に大和だ、分かってると思うが…』

A『この前の件や、アリスについて調べてもらってる。』

金寺『ああ…俺が中学時代に組んでたグループの連中だ。』

A『いつもありがとう？』

遥『お礼なんていいわ、好きでやってることだし。』

鷹志『出来ればなんか食い物ないか？こいつらはともかく俺はバイト漬けで疲れた…』

A『貰い物でも良ければ丼ものならあるけど…』

金寺『なんで持ってんだよ…』

金寺にも知らないことがあると安心して、別れて河川敷近くを歩いていると…

九隆『幽旡達だな。』

幽旡は拳を爆龍の肩や足ギリギリを殴っているように見えるが、爆龍が避けているからそう見えるようだ。

幽旡『A達じゃないか、わざわざ見に来たのか？』

A『ああ、まだやるのか？』

爆龍『もう少ししたら帰りますので心配しないでください。』

爆龍が丁寧にお辞儀しながら言ったので、俺達はゆっくり帰ることにした。

A『俺の周りも随分騒がしくなったな…』

遠くから蝉の声がした…