【五等分の花嫁】三倍の兄弟×3 (ページ39)

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四葉の文化祭byチヒロページ39

四葉は演劇部の助っ人をしていた。

良太郎『四葉姉さん、頑張り過ぎじゃないか？』

四葉『いいえ！大丈夫です！』

良太郎『そうか…だが無理をしたら俺が心配する』

四葉はその言葉に鼓動が跳ねた。

四葉『はい…気をつけます…』

その後の演劇部の控え室。

『先輩にお願いして良かったですぅ！』

演劇部の後輩が風邪を引き、四葉に助っ人を頼んでいたのだ。

四葉『はい！喜んで貰えて良かったです！』

四葉(さて、次は安全点検ですね、それからお化け屋敷に唐揚げ屋さん)

『呼び込みお疲れ、うちのサービス券持ってってよ』

四葉『わー！たべたかったんです！』

『手伝ってくれてサンキューな』

そう言って四葉は唐揚げ券を受け取った。

四葉(おや、あれは良太郎さんです)

良太郎『はぁ、はぁ…』

四葉『よく頑張りました…良太郎さんはもう休んでください』

そう言って四葉は良太郎の前え立ちはだかる。

良太郎『悪い…もう大丈夫だ、それに姉さん程じゃないよ』

その時良太郎の腹が鳴った。

良太郎『そう言えば朝から何も食ってなかったわ…』

四葉『それじゃあこれあげます！』

四葉はポケットからさっきの唐揚げ券を良太郎に渡した。

良太郎『いいのか？』

四葉『はい！私お腹いっぱいで〜』

その時、四葉の腹からも音が鳴った。

四葉『と、とにかく運びましょう！』

良太郎『ありがとな、四葉姉さん…』

そして数時間後。

良太郎『はぁ、2日目終了…っと』

暁斗『おい！良太郎！四葉姉さんが！』

良太郎『っ！』

良太郎は薄暗くなった道をひたすらに病院まで走った。

四葉『あれ？学校…家…』

二乃『病院よ』

四葉は起き上がって早く戻ろうとすると、二乃が止める。

二乃『もう夜よ』

四葉はその言葉を聞いて、絶望に近い感情を抱いた。
そして四葉は学校に向かおうとする。

良太郎『起きたか』

四葉『良太郎さん…通してください』

良太郎『行ってどうするんだよ？もう皆帰ってる』

四葉『それならそこへ頭を下げに行きます！私が仕事を引き受けて…それなのに勝手に倒れて…私のせいで迷惑を』

良太郎『四葉姉さんは優しい…けどここを動くつもりは毛頭ない』

良太郎は今の状況と今までの出来事を話し出した。
良太郎は今日撮影した動画を見せた。

四葉『これは…陸上部の部長さん…それに被服部の2人…だけじゃない』

良太郎『そうだ、この人たち全員…姉さんが手伝って来た人達だ』