文化祭2日目byチヒロ ページ35
慌ただしい文化祭の1日目が終わり、2日目が始まろうとしていた。
良太郎『すまない兄上!!少し店番を頼んでもいいか?』
慎之介『別にいいけど。えっと…普通に計算すればいいんだよな?』
良太郎『ああ…暁斗の方は少し信用がな…』
慎之介『まあ忙しいから仕方ないだろ…』
こうしてしばらく良太郎が屋台から離れていると…
『先輩!!』
慎之介『早川と夏希じゃん。そういえば来るって言ってたな。』
早川『はい!!ところで噂のたこ焼きは?』
慎之介『これだけど…』
たこ焼きを二人に手渡した。
早川『これ…中に入ってるの揚げ玉ですね…天かすじゃないんだ〜』
慎之介『悪い…一応頭の固い奴にもプレゼンはしたんだが…』
夏希『二人ともマニアックすぎですよ…○○ちゃんが本格的な天かす入りたこ焼きが好きって言ったの去年ですよ…』
慎之介『時が経つのは早いな…ところで、二人の所はどんな出し物なんだ?』
夏希『私達はシンプルにお化け屋敷ですね。』
早川『先輩も彼女さんと是非来てください!!』
慎之介『…ちょい待ち…なんで俺に彼女がいると…』
夏希『先輩…お言葉ですけど…バレバレです。』
早川『そういえば昨日のパフォーマンスお疲れ様です〜』
夏希『…最後は濃い演出でしたね…』
慎之介『その場のノリって怖いよね…』
早川『それじゃあチケットお渡ししておきますね〜』
夏希『団体チケットなので出来るだけたくさんで来ていただけると…』
慎之介『あいよ。知り合いにも声掛けとく。』
こうして後輩二人が去っていくと…
良太郎『兄者…』
慎之介『…どうしたんだ?そんな殺意マシマシな顔して…』
良太郎『どうして兄者はそんなにリア充なんだ!!』
慎之介『(そういえばこいつ非リアこじらせてたわ…)まあ中間キャラだからかな?』
良太郎『…それはキャラが薄いとも取れるぞ…』
慎之介『…じゃあ俺の店番終わりでいいよな?』
良太郎『ああ。ん?これはなんだ兄上?』
慎之介『さっきの後輩達がくれたお化け屋敷のチケット。あとでみんなも誘うけど良太郎も行くよな?』
良太郎『…行く。』
一方その頃…
一花の文化祭Byもりやん→←1年の月日がもたらした物Byもりやん
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チヒロ『幽旡』『由木』 x他1人
作成日時:2020年4月26日 16時