文化祭は楽しいだけじゃないbyチヒロ ページ33
コソコソしながらも屋台の様子を伺う二乃と慎之介。
慎之介『問題は無さそうだね…』
二乃『ええ、良かった…』
『あ!さっきの!』
様子を見ようとした時周りの生徒に見つかってしまった。
適当に流し、人がいない食堂へと向かった。
慎之介『目立つのも大変だね…』
二乃『そうね…』
と、その矢先に座って勉強している五月がいた。
二乃『あんた学園祭まで勉強って…』
五月『あはは…私のシフトは明日なので…』
慎之介『判定結果見てめげてないみたいでよかった…あ!そうだ!』
頭に!が浮かぶ慎之介。
慎之介『俺の社会のノートとか貸そうか?』
五月『お願いします!』
五月史上最速の決断だった。
その頃、良太郎は。
良太郎『換えのボンベここでいいか?』
『ありがとう!』
良太郎『ショー君のお母さんいませんかー!』
その後も女子の喧嘩を止めたり、ショー君を見送る。
『君、少し道を聞きたいんだが』
良太郎『ああ、それならあちらです』
『ありがとうね』
良太郎(クソほど忙しいなクソが!)
と、思いつつも五月と四葉へのたこ焼きとパンケーキはしっかり買ってある良太郎だった。
そしてパンケーキ屋
ベリー1とメープル2、レモン5お願い!
暁斗『あと少しです!』
三玖『順調…』
その時少し奥がザワついていた。
暁斗『ちょっと見てくる』
三玖『お願い』
そして暁斗が奥に行くとハンドミキサーが故障していた。
暁斗『ヤバいっすね…』
『ごめん…』
暁斗(…間に合うか…いや、考えてる暇なんて無い!)
暁斗『三玖!焼きの方任せて大丈夫?』
三玖『いいけど、どうしたの?』
暁斗『ハンドミキサー1個が壊れた、だから泡立て器で何とかする、手が離せないからそっちお願い』
三玖『わかった!』
ハンドミキサーよりは遅いものの、常人では出来ない速さで生地を泡立てる暁斗と上達した三玖の連携で何とか完売まで乗り切った。
『やったー!』
女子が大喜びしている中、暁斗は机に突っ伏して野垂れ死んでいた。
一花『お疲れ様』
三玖『まさか泡立て器でやるなんて…』
暁斗『もう右腕動かねえ…』
二乃『あんた脳筋よねホント』
慎之介『お互いの店完売だもんな…こっちもこっちで忙しかったからな…』
暁斗『はぁ、ホント勘弁してくれ』
慎之介『せっかくだし五月姉さんの所にみんなで集まる?』
一花『そうだね、私も人混み歩いたの久しぶりだから疲れちゃった…』
こうして全員食堂へと向かった。
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作者名:チヒロ『幽旡』『由木』 x他1人
作成日時:2020年4月26日 16時