【五等分の花嫁】三倍の兄弟×3

帰り道Byもりやん ページ4

こちらは良太郎side

四葉｢書類の整理やらなきゃ｣

良太郎｢半分やるから寄越せ｣

グッと距離が縮まる2人。

四葉｢あ、ありがとうございます…｣

五月｢四葉達、まだ帰らないのですか？｣

良太郎｢色々あるんだよ学級長は｣

五月｢私もやります｣

四葉｢お願い！いやぁ中々終わらなくて…｣

良太郎｢口より手を動かせ｣

そしてサッと作業に真剣な目で取り組む良太郎。
その姿をチラッと横目に四葉が見る。

五月｢あの、ここはどうすれば…｣

良太郎｢そこは名簿順に揃えてから間違えが無いから確認してくれ｣

五月｢はい…｣

また五月も同様。
真剣に書類を進める良太郎は仕事の出来る男感が凄かった。

良太郎｢こっち終わったからそっち手伝うわ｣

四葉｢あっ、はい、お願いします…｣

五月の助力があり、割と早めに作業が終わる。

四葉｢それじゃあ職員室に届けますね｣

良太郎｢俺も行く、四葉姉さん1人だと重いだろ｣

五月｢わ、私も行きます！｣

良太郎｢それじゃ、これよろしく｣

良太郎はさりげなく1番重い荷物を持って行く。

四葉｢なんか、良太郎さんって雰囲気変わるよね｣

五月｢それに、私達には軽い物を運ばせてくれましたし…｣

四、五(本当に優し過ぎるよ…)

良太郎｢早くしろ、早く帰って勉強したいんだ｣

四、五｢は、はい！｣

また暁斗sideでは。

暁斗｢あっ、一花姉さんちょっと…｣

一花｢ん？｣

そう言うと暁斗は一花の頭に手を添える。

一花｢え？ちょ…｣

暁斗｢桜の花びら、着いてたよ…一花姉さんってやっぱり結構天然？｣

一花｢そっ、そんなこと無いよ…｣

一花は顔が赤くなり、少し下を向く。

暁斗｢いや結構天然だよ？この間も寝ぼけて三玖姉さんに抱きついてたでしょ？｣

一花｢あ、あれは…その…｣

三玖｢たまにそう言う所ある｣

一花｢も〜、三玖まで…｣

暁斗｢いいんじゃない？ギャップがあって、俺は好きだよ？｣

一花｢え！好きって…｣

暁斗｢ん？｣

ちなみに暁斗は全く気付いてない。

三玖｢まあ、暁斗の方が天然でしょ？｣

暁斗｢またまたそんな｣

三玖｢よくTシャツとか裏表逆で来てるじゃん｣

暁斗｢あー、言われてみると否定出来ないのが辛いな〜｣

三玖｢私もそういうの好きだよ…｣

暁斗｢ありがと！｣

これも同様全くもって気付いていない長男だった。

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