雨byチヒロ ページ17
良太郎『よし、丁度いいしこの辺で休憩しよう』
四葉『そうですね、そこのカフェとかどうですか?』
五月『凄く和風だけどオシャレなお店ですね』
五月は既にお腹ペコペコのペコリーヌさんだった。
良太郎『何頼む?』
店に入って席に着いた3人はメニューをじっくり見ていた。
四葉『私決めました!』
五月『私も!』
良太郎『まさかの3人とも一緒か』
3人とも同じメニューを指さしていた。
『頂きます!』
来た料理を皆同じタイミングで食べる。
すると外は少し曇っていた。
良太郎『雨か…』
四葉『私傘持ってないです…』
五月『私も…』
良太郎『折り畳みなら持ってるけど…かなりくっつかないとみんな入れないぞ…』
五月『で、でも濡れるよりは…』
良太郎『まあ…そうだけど…』
四葉『良太郎さんさえ良ければ…』
結局くっついて歩いた。
良太郎(これ絶対に言ったらダメだけど、色々当たってる…近い…)
五月『どうしたのですか?』
良太郎『何でもない…』
四葉『顔が赤いですよ?』
良太郎『ちょっと暑いだけだ…』
絶対に割ってはいけない口がニヤけそうなのを必死に抑える良太郎だった。
そしてホテルに着いた頃。
暁斗『あ、おかえり』
良太郎『ああ…』
慎之介『ふぅ、って帰ってきたのか』
丁度シャワーを浴び終わった慎之介が出てきた。
良太郎『お前、傘忘れたろ』
慎之介『まあ、バッグも二乃に貸しちゃったし…』
暁斗『あ、言い忘れてた…おめでとう』
良太郎『ひとまず安心だな』
慎之介『見てたのかよ…』
暁、良『バッチリ』
慎之介『うわぁぁぁぁぁ!いっその事○せ!』
暁斗『さて、その後の話をじっくり聞かせてもらおうかリア充の慎之介君よ』
良太郎『早くしろ』
慎之介『貴様らァァァ!』
結果全部吐かされた。
慎之介『まあ、お前らにも少しは感謝してるよ…』
良太郎『ふっ、当然d』
拳が炸裂したのは言うまでもない。
暁斗『ともあれ、頑張ったな』
慎之介『今年分のエネルギー全部消費したわ…』
良太郎『あー、分かる…ってかどうして暁斗だけ濡れてねえんだよ』
暁斗『いや、一花姉さんと三玖姉さんに傘貸して俺だけ早く帰ってきただけだ』
良、慎『何イケメンしてんだよ!』
暁斗『まあパンツ1枚と制服が犠牲になっただけだ…』
慎之介『それな、つか明日どうする?』
暁斗『まあ姉さん次第だな…』
良太郎『ああ…』
こうして3つ子の騒がしい1日は終わりを迎えようとしていた。
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:チヒロ『幽旡』『由木』 x他1人
作成日時:2020年4月26日 16時