放課後Byもりやん ページ24
冬の寒さが一段と増す1月後半、取り敢えず良太郎、四葉、五月の3人で帰ることになっていた。
良太郎「なるほど、今日は姉さん達のみか」
四葉「なんか随分静かだね」
五月「最近は寒いので温かいものが食べたいです」
良太郎「ではあそこのコンビニに行くぞ、遅れを取るな!」
四葉「それじゃ、私がいっちばーん!」
良太郎「危ない!」
良太郎が四葉の腕を掴みをグッと引き寄せた。
四葉「ふぇ?りょ、良太郎さん…」
良太郎「そこ凍ってるから滑るぞ、まさかこんな所にも秘密結社の罠が…」
五月「四葉気をつけてください、ってわぁ!」
五月がこっちに来る途中、これまた凍った水溜まりで転けそうになった。
良太郎「危ねぇ!」
転びそうになる五月の肩を引き寄せた。
五月「あっ、ありがとう…ございます…」
良太郎「気をつけろ…ここは秘密結社の罠だらけだ!」
四葉「ねえ五月、良太郎さんって意外と力強いよね…」
五月「予想以上にがっしりしてました…なんと言うか、男らしかったです…」
秘密結社どうのこうの言ってる良太郎を放っておいてちょっとしたガールズトークをした2人だった。
四葉「なんか私達姉妹だね〜」
五月「何をいきなり…」
四葉「人の好みって全く違うって思った…けど私達の好きな人は一緒になる気がするよ!」
五月「な、なな!何を言ってるんですか!私が良太郎君を…」
四葉「別に誰も良太郎さんなんて言ってないよ〜」
四葉はイタズラに微笑んだ。
五月「っ!四葉ー!」
四葉「わー逃げろー!」
良太郎「何!秘密結社か!」
四葉が少し大人の悪戯を覚えた。
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作者名:チヒロ『幽旡』『由木』
作成日時:2020年2月29日 21時