男装してても心は女。６【佐野万次郎】

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4日後(飛ばし過ぎすまんです)



『いよいよ今日か・・・』



一虎が説得できていればあの場に武道は来ない・・・



コンコン



部「失礼します」



『何だ？』



部「梵天所有の店に花垣武道が来たと連絡が入りました」



『何をしに？』



部「店のオーナーに梵天のアジトの場所について聞いたようです」



諦めてないって事か・・・



『分かった、ありがとな』



部下が出ていく



こうなったら、一虎に連れてきてもらうしかねぇ



『春千夜ー！』



春「はい」



部屋の外にいた春千夜



『よく聞こえたな』



春「蓮さんに呼ばれたらどこへでも飛んでいきますよ」



すげぇ心構え



『今日の夜、行ってた通りにあそこに行くぞ』



春「分かりました」



マイキーが来ることは事前に説明している



夜



10時ごろ、廃ビルに着いた



階段を上がってボーリング場の階まで行く



ガチャ



『！』



そこにはすでに武道がいた



背を向けて座っていて、俺らには気づいていない



コツコツコツ



武道の前に出る



『久しぶりだな武道』



武「！蓮さん・・・」



目を見開いてこちらを見る武道



武「マイキー君は・・・？」



武道の後ろで静かに座っているマイキーを見る



武「！もしかして・・・」



後ろを向こうとした武道



横にいた春千夜に目で合図する



カチャ



武「！」



『振り返ったら撃つ』



武「・・・」



黙って俺の方を見る武道



春「よく聞け、首領と蓮さんからのお言葉だ」

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