男装してても心は女。2【佐野万次郎】

お風呂入ってました（本編です） ページ4

帰り道



『あー、昼なのに寒い』



ココとの予定も終わりそこら辺をほっつき歩いてた。



しばらく歩いてると、海が見えてきた。



『え、家のほうに歩いてたはずじゃ・・・』



帰ろうと思ったけど冬の寒い中見る海はすげえ綺麗でいつの間にか浜辺まで来てた。



『・・・』



昔のことを思い出す。



真「−−海行くか！」(−−は蓮の本当の名前)



憧れの人佐野真一郎。



12月のクソ寒い中そいつは海に行こうと言い出した。



『はい？12月だよ？』(まだ男装してないから喋り方女の子)



真「冬の海めっちゃきれいなんだぜ？」



そんなこんなで結局海に行くことになった蓮と真一郎。



『やっぱり寒いじゃん〜』



真「はは、でも見てみろ。」



めっちゃ綺麗だぞと真一郎の指さす先を見ると、夕日が反射してキラキラと輝く海が広がっていた。



『うわあ！』



冬の海は寒かったのを忘れてしまうくらいに綺麗だった。



『・・・真一郎ってさ夢ある？』



真「どうした？急に」



いいから、答えてという言葉に真一郎はう〜んと考えるそぶりを見せ、



真「あるぞ。昔は弟に黒龍継いでもらうことだったけど今は妹、弟・・・家族を守ることかな。」



と言った。



『ふふ、いい夢だね。』



『でも真一郎弱いからなあ〜』



真「うっせえ」



真「お前の夢は？」



『今決まった。私の夢は真一郎の夢を真一郎と一緒にかなえること！』



真「なんだそれw」
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『・・・真一郎俺の夢、もう叶いっこねえわw』



お前が死んじまったからな。



でも、お前の家族を守るって夢は死んでも必ず叶えてやる。



『その時まで待ってろよ！』ニコ

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