動物少女と6兄弟 (ページ8)

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赤蒼の黒猫ページ8

赤蒼の黒猫と言う名前を聞いたのはつい4年ほど前、彼らが17歳の頃だ。

「赤蒼の黒猫に殺された…?」

猫がとあるマフィアを殺したというのだ。

一人ではなく、40人。

「そんな猫なんかにマフィアが…ねぇ?」

ありえるわけねぇじゃんとおそ松兄さんは言っていた。

「しかも人になったとか…

現実見ろってカンジ～」

トド松もそういっていた。

「赤と、青の瞳…

ﾌｯ、オッドアイか…!」

クソ松は変になっていた。

常か。

僕は信じていなかった。

猫を操るなんてやろうと思ってもなかなかできるものじゃない。

僕だけの特権だと思っていたから。

今考えると、赤と青の瞳とかかれているだけでオッドアイとはかかれていなかった。

あえて、なのか

だから、なのか

あの時はまだわかってなかった。

もしかしたら、赤蒼の黒猫の噂は、本当なのかもしれない

僕はそれを伝えようと兄さんたちを起こしに行った。