お菓子渡し:トリエルさんへ ページ37
着いたのはRUINSの前。
「よし、トリエルさんに渡しに行こう…!!」
奥にも扉はあるので一つ目の扉を開けて少しだけ長い道を進んだ。
そして一番奥の扉に着くと、大きな声でこう言いながら扉を開けた。
「お邪魔しまぁああああああすッッ!!!!」
トリエルさんは走ってこっちまで来てくれた。
「あら、A。
よく来たわね
今日の用件はなぁに?
さぁ、立ち話もアレだし中へ入って頂戴」
トリエルさんと並んでRUINSの中を歩く。
「前回会ったのはいつだったかしら?
Aに会えて嬉しいわ。」
歩きながらそう言うトリエルさん。
「前会ったのは確か女子階の時だね
俺もトリエルさんに会えて嬉しいよ!」
俺はそう返した。
するとトリエルさんは言った。
「今日は何を食べる?
シナモンパイか
カタツムリパイか。
バタースコッチは切らしてるの。」
突然の質問に少し戸惑っていたが
カタツムリパイは出たら食べるレベルなのでシナモンパイを選んだ。
「うーん…
じゃぁ今日はシナモンパイの気分かな」
そんな会話をしていると、もう家に着いた。
「じゃぁシナモンパイを持ってくるわね
そこで座っていて頂戴」
そう言ってトリエルさんはパイを取りに行った。
その間に俺は座ってリュックの中から
トリエルさん用のクッキーとシフォンケーキを用意した。
暫くするとトリエルさんは牛乳、紅茶とパイをトレーに置いて持ってきた。
「さぁ、一緒に食べましょう!」
そう言って席に着くトリエルさんに俺は紙袋を差し出した。
「トリエルさん
コレ、いつもありがとうってことで!」
トリエルさんは一瞬固まってから言った。
「…!
中を見てもいいかしら?」
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作者名:FRISK<HERD> | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2018年10月26日 1時