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お菓子作り：クッキーとシフォンケーキ ページ33
ちーん、と心地よいくらいの音が聞こえたので
本のページを捲る手を止め、オーブンの元へ駆け寄った。
いい香りはするが大丈夫なのだろうか…
一抹の不安が隠しきれないままに
オーブンの扉をそっと丁寧に開けた。
するといい具合に焼けたクッキーが目に入った。
次の瞬間、いい香りが鼻腔を擽った。
クッキーは一回目から成功と言える形で終わった。
「これ、味がよかったらだけど
サンズ達にあげようかな」
そう呟いて小さめのクッキーを手に取った。
かり、と小さな音を立てて口に入ってきた温かいクッキーは
口内から鼻へとふんわりとバターの香りを広げた。
「よし、コレとかを使おう」
大き目の分も食べて、焼きムラが無いかを調べると
焼きムラが無く、しっかりと火が通っていた。
まだ温かいオーブンにシフォンケーキの粉を入れ
レシピに書いてた時間を設定して焼き始めた。
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作者名：FRISK＜HERD＞ | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年10月26日 1時
