罰 ページ15
「と言うわけで俺様はアンダインと強化合宿だから
5日ほど家を開けるぞ!!」
そう言ってすっかりいつものテンションに戻ったパピルスは
アンダインの強化合宿に出掛けた。
無理はするなとは言ったがパピルスの事だ、無理する
prrrrrr…prrrr(
『Aじゃないか!
今日はどうした?』
いつものように溌剌とした声だ。
「いや、あの、今さ、
パピルスが強化合宿だって出ていったんだけど
さっきまでサンズとケンカしてて
仲裁に入った時に怪我させちゃって…
無理させないで欲しいんだ
アンダインに言えって言うと言わないし」
分かりやすいように説明すると
アンダインは機械の向こうで笑った。
『そうかそうか!
強いお姉さまだな!!
わかったぞ
ちゃんと強化もするが
怪我に響かないようにしておく』
そう言うアンダインの声はとても優しくて。
それと共に飲み物を準備する。
ちょっとお薬も入れた奴。
「ありがとう
助かるよ」
これでパピルスを預けるのに心配はいらないなぁ
なんて思いつつ飲み物をサンズに渡す。
口パクでサンズは「ありがとな」と言った。
しっかりと飲み物を飲んだサンズ。
『そうそう
また今度休みの日に遊びに行く』
そう言ったアンダイン。
めっちゃ嬉しい
「おお
いつでも大歓迎さ!!」
『じゃあ5日後には帰すからな』
そう言ってぷつりと切れた電話。
「アンダインに何作ろ…」
呟いたとき。
「アンダイン、遊びに来るのか?」
軽く包帯を巻いているサンズが出てきた。
「ああ。
それでどうしようかめっちゃ迷ってる」
そう言うとサンズはニヤニヤとしながら言った。
「それよりもあの話は無しか?」
普通『罰はじまりー!』なんて言ってからするか?
俺はサンズの膝上にまたがってニヤニヤしながら言った。
「罰ね
アレはもう始まってんだよ、SANS
今からだよーって宣言してから実行するものじゃない」
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作者名:FRISK<HERD> | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2018年10月26日 1時