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無一郎君と共同任務 ページ3

「おはよう、A」



朝、目を開けると無一郎君が目の前に居た。



「おはよう、無一郎君。

ご飯は何?」


「もう用意してくれてるってさ。
こっち。」



今回泊まらせて頂いた藤の家紋の家はかなり大きめで、
寝室と食べる部屋は別になっている。

昨日の晩も来たときは本当に驚いた。



無一郎君も俺も、今は浴衣を着ている。

一般の人にもちゃんと開放している温泉旅館だった。

普通客からしたら傷だらけの人が温泉に入ってくるなんて驚かれてしまう、と女将さんは

貸し切れる時間が短いから混浴だったが温泉を貸し切らせてくれた。


鬼から受けたかすり傷が染みて痛かった。



「無一郎君、やっぱり此処のご飯は豪盛だね。」



昨日の晩は湯豆腐、今朝はうどんすき焼きだ。



「Aってさ、良い容姿してるんだからもっと笑いなよ」

「無一郎君だってそうじゃん」



ずるずるとうどんを啜りながら喋る。

もちもちとしてて美味しい、、、


「確かにそうだけど、僕は別にA以外興味ないしいっかなって思ってる」


まっすぐと見てくる無一郎君は少し目に光があった。


「唯一の同期だから?」


そう聞くと無一郎君はうつむいて喋りだした。


「そうだよ。
あと僕に変に干渉してこなかったし。」


変に干渉して来たといえば最終選別の話しだ。

当時顔も名前も知らなかったお互いだが、アレがはじめてのお互いの認知だった。


そう、無一郎君は顔が良い。

そしてその場に居た女子と言う女子に絡まれていたのだ。


俺は馬鹿やってるなぁ、男の子迷惑そうだなぁ、と思っていた。

そして舌打ちの音が聞こえたので無一郎君の所へ歩いてったんだ。

『嫌がってるからやめろ』と言う旨を伝えると俺に矛先は向いた。


殴られ蹴られ、もうこんな奴が鬼殺隊の最終選別に来れたという事実に呆れるほどだ。

まぁ結局それを無一郎君が止め、そして俺が助けられるというオチだったのだが。


「あのときは本当ありがとう。
助かった」

「まぁ僕はあいつらが喰われて清々したくらいなんだけどね」

「真っ黒なお腹が見えてますよー」


そんな会話しながら美味しいすき焼きを平らげた。

部屋に戻って着替えると、無一朗君が言った。


「その格好やめてって言ったよね?」


蜜璃さんと同じ様な物を着たらそう言われた。

だから今持っているもうひとつを着た。

前例が無い隊服、脚の形がはっきり分かるが伸縮が良く、動きやすい物。

無一郎君はしぶしぶだが了承してくれた。

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作者名:Ro:A | 作成日時:2019年9月23日 3時

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