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夕焼けの約束 ページ14

僕はAが付いて着ている事を確認して部屋を出た。

部屋を出て中庭につながっているであろう所へ向かう。

Aは気配も足音もさせる事が無いため、たびたび後ろを向きながら付いてきている事を確認する。

そのたびにAが不思議そうな表情をして僕を見上げてくるから何とは言わないがこみ上げる物を必死に抑える。


そして中庭に出てすぐ。

夕日の色に染まりはじめた空をAと見上げる。

池や滝、川の水はきらきらと空の橙を映している。


「綺麗、、、」


隣でAが感嘆している。

その横顔は綺麗で。

秋の冷たい風が吹く。

その風に揺れるAの綺麗な髪と、耳飾の歯車。


「こんな綺麗な景色、見たこと無いくらいだ」


Aがポツリとつぶやいた。


「綺麗な景色を見せる事ができて、嬉しいよ」


きらきらと輝いてる夕日が落ちていくほど、鬼は増えていく。


「また任務が終わったら、見たいな。」

「うん、絶対に見よう、月明かりの下で。」


僕たちはいったん、部屋に戻る事にした。

晩ご飯のそのあとは→←中庭



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作者名:Ro:A | 作成日時:2019年9月23日 3時

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