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手合わせ ページ14

「うふふ、甲って言っても分からなかったかしら…?

鬼殺隊には、階級があるの。
上から柱・甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。

その中で二番目に高い甲よ。
普通の人が行ける最高位ね。

柱は今現在9人の方のみ。

空伊さんは柱宣告を蹴った超人なのよ?」



楽しそうに語る彼女は美しかった。



「要は、そんなすごい人が、あんたを認めてるってことよ」

「なるほど…」



いつの間にか二人とも、抜刀していた。

ちなみに空伊さんにもらった竹刀だ。



「ふぅ…」



お互いに呼吸の姿勢に入る。



鬼の呼吸か…


「空虚の呼吸…

参の型」


「鬼の呼吸…

弐の型」



「綜乱突き」「冷牙」



脚に力を込める。

そして響華さんの方へ近づく。

竹刀の面で響華さんの頸を切る。


寸前で止めたが。



「…嘘でしょ?
柱の方にしか、負けなかったのに…?

でも、体力と刀の基礎が崩れてる
…変な癖がついてるの。」



響華さんはしっかりと基礎を教えてくれた。

そうしてもう一度、手合わせをすると、空伊さんが見て居たらしく



「基礎はもう大丈夫だ」



と一言残して家へ入っていった



「ほら、ね。

私はこんなにしっかりとほめてもらった事、無いからね」



そういってうふふ、と笑った。



「響華さん、今日は泊まって行かれますか?」


「えぇ。
もちろんよ、咏さんが作るの?」

「いえ、今日はまずいでしょうけど私が。」


彼女は目を見開いた。


「A…
あなた絶対料理も美味いんだわ…

そんな匂いがする。」


「親に教えてもらった程度ですよ?」



そう言うと、それでも上手い人は美味いの!と言った。



お腹がすいた匂いが、色が、音が、彼女からした。


「お腹、すいたんですか?」

「ふふ、なぜかばれてしまいましたね!」


お腹も鳴っていないのに、と笑う。



「感覚、ですかね?
匂いが、色が、音がしたんです。」



さ、帰って料理するぞー!なんて意気込んで歩いた。






「あの子、とんだ怪物だわ…」



柱になれるかも知れない…

そう思った響華だった。

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Ro:A - 死音心音2.0さん» こちらこそ見ていただきありがとうございます! あっ、、、()すみません!すぐ訂正します!報告ありがとうございます!また誤字などあればすみませんが報告お願いします、、、 (2019年9月20日 4時) (レス) id: d0a449ebbf (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます!あの…しのぶさんは蝶柱ではなく、蟲柱ではなかったでしょうか…? (2019年9月19日 22時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
Ro:A - 死音心音2.0さん» あぁあああああああッ!!!!!(汚い高音)ありがとうございます!応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年9月12日 19時) (レス) id: d0a449ebbf (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - とても面白い作品ですね!主人公ちゃんも魅力的で、素敵な子です。これから伸びていくことを願っています。これからも応援させていただきます! (2019年9月12日 14時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ro:A | 作成日時:2019年8月19日 4時

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