眠気 ページ11
空薄山での最初の朝。
昨日はお使いと言う名の試験をして、美味しすぎるご飯を食べたのだ。
「空伊さん、おはようございます」
そういって隣の部屋を覗いたら、すぅすぅ寝息を立てて眠る空伊さんが。
常に結っていた髪は解かれていた。
とても艶のある綺麗な髪で、思わず見とれてしまった。
「そ、空伊さん…?」
覗きこんでも起きる気配が無い。
外を見ると、まだ日は昇っていなかった。
「あらら、失礼しました…」
そう言って部屋を出て行こうとしたが、動けなかった。
手首を見れば、空伊さんがしっかりと掴んでいたからだ。
「ん、、、」
小さく唸った空伊さん。
手首を掴まれたと思えば次は空伊さんのぬくもりに包まれていた。
「へ…?」
そう、空伊さんによって布団に引きずり込まれたのだ。
「空伊さん?」
空伊さんはすぅすぅと寝息を立てるばかりだ。
「ちょっと…」
起こしてしまった訳でもなさそうだが、眠りを邪魔したのだろうと思い、目を瞑った。
いつも感じない温もりで眠気に襲われ、いつの間にか自分も寝息を立てていた。
「やはり、疲れていたんだな…」
後ろで笑う声も分からないほどに。
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初めての朝かと思えばまさかの夜中でした()
すみません
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Ro:A - 死音心音2.0さん» こちらこそ見ていただきありがとうございます! あっ、、、()すみません!すぐ訂正します!報告ありがとうございます!また誤字などあればすみませんが報告お願いします、、、 (2019年9月20日 4時) (レス) id: d0a449ebbf (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます!あの…しのぶさんは蝶柱ではなく、蟲柱ではなかったでしょうか…? (2019年9月19日 22時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
Ro:A - 死音心音2.0さん» あぁあああああああッ!!!!!(汚い高音)ありがとうございます!応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年9月12日 19時) (レス) id: d0a449ebbf (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - とても面白い作品ですね!主人公ちゃんも魅力的で、素敵な子です。これから伸びていくことを願っています。これからも応援させていただきます! (2019年9月12日 14時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ro:A | 作成日時:2019年8月19日 4時