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飛貴の後ろ姿を見送れば、エレベーターに乗り自分の住む階へ向かう。
エレベーターが開けば、私の部屋の玄関の前に見覚えのある人影が見えた。
え、、、
恐る恐るエレベーターを降りて近付くと。
A ( み、、瑞稀？ )
それは紛れもなくあの瑞稀だった。
A ( な、んで、、なんでここにいるの。 )
瑞稀 ( 知、らねえよ。 )
は？？
瑞稀 ( 今日、デートだったんだ。 )
私の服装を指差して呟く瑞稀に、更に頭の中がはてなマークに変わっていく。
A ( 急に居なくなったかと思ったら突然帰ってきて、、何なの瑞稀。 )
気持ちに任せて怒りに似た口調で問い掛けるも、自然と目に涙が浮かぶ。
瑞稀 ( 寂しかったんだ？ )
瑞稀が私を抱き締めようと一歩踏み出して腕を広げるから、私はその腕を振り払った。
A ( 寂しかったよ。 )
瑞稀はいつも私を振り回す。
昔から何を考えているのか分からない性格だった。
荷物の事を思い出して、取り敢えず瑞稀を家に招き入れる。キッチンから荷物を取り出せば瑞稀の胸元に突き当てて問い質す。
A ( 何で戻ってきたの。そもそも何で出ていったの。 )
瑞稀 ( 荷物、、の事はきっかけに過ぎなくて、、何だろ、、Aの事奪いに来た。 )
は？？
更に意味のわからないことを言う。私を振り回して楽しんでいるんじゃないかとも思い始めてくる。
A ( 何言ってるの、、私には飛貴が。 )
瑞稀 ( 知ってる。だから諦める為に1度は忘れようとした。でもAへの気持ちに嘘はつきたくない。だから、奪いに来た。 )
�� 私を穏やかに幸せにしてくれる飛貴と自由奔放に掻き回す瑞稀との関係はこれからどうなるのか、、私はこれからどうなるの 〜〜 ��
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作者名：aru | 作成日時：2018年11月5日 2時
