34話 ページ34
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『…夢にまで、出てくんじゃねーよ』
朝日が昇るにはまだ何時間もある夜中。
聞こえてくる囁きから逃れるように両手で両耳を押さえ込んだ。
＿＿＿＿＿俺が、何したって言うんだ
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ﾙﾌｨ「んー、っと、こうっ、か！？」
『大振りしすぎ』
ﾙﾌｨ「じゃあこうだ！」
『適当はダメだよ』
強くなってシャンクスに船に乗せてもらうんだ！
なんてそんな事をルフィが言い出して、特に教えられることも対してないが断るすべも知らずに始めた稽古。
正直やる気はあるが単調な攻撃ばかりで上達は大してしていなかった。
...けど、この時間をつまらないとは思わなかった。
ﾏｷﾉ｢ルフィ、Aくん！そろそろ休憩しなさい｣
ﾙﾌｨ｢マキノ！！｣
わ〜！とジュースを2本持って笑いかけるマキノさんにルフィが一目散にかけて行く姿を見て、切り替えの速さに笑みを零せば酒場からヤソップ達も出てきて俺の所に歩み寄ってくる。
ﾔｿｯﾌﾟ「どうだA、ルフィに見込みありか？」
ﾙｳ「ダメ出ししかされてねぇし無理だろ！」
ﾗｲﾑ「でもまだアイツ7歳だぜ？」
なんて楽しそうに笑う皆に背中を押されながらマキノさんの方に行けばジュースを渡された。
ﾏｷﾉ｢ルフィの面倒みてくれてありがとね｣
なんてそう言って優しい笑みを浮かべて俺の頭を撫でるマキノさん。俺はその行動が不思議で呆然とマキノさんを見つめ返した。
ﾏｷﾉ｢どうかした？｣
『...いや、なんでもないです。』
＿＿＿＿＿＿面倒を見てくれてありがとうなんて初めてだった。
歳上の俺が歳下のルフィの面倒を見るのは当たり前の義務で、それは感謝されるものでは無いはずだから。
ﾏｷﾉ｢あら、Aくん隈出来てるわよ。もしかして夜更かしした？｣
『...面白い本があって』
ﾏｷﾉ｢本当に本を読むのが好きなのね〜｣
でも育ち盛りなんだからちゃんと寝なさい、と言うマキノさんに大人しく頷けばいい子ね、とまた頭を撫でられる。
＿＿＿＿＿＿マキノさんは不思議だ。
当たり前のことに感謝して、褒めるようなことでもないのに褒める。
俺は無意識にマキノさんに撫でられた頭に手を当てていた。
『...変なの、』
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空舞(プロフ) - 無理矢理あけたページに書きたかったお話追加しました🙊文字数足りなくてコメント欄に感謝を。評価がいつの間にか1500票越えてました🥲💞完結させた時は1200ぐらいだったのに、、ありがとうございます😭 (10月21日 14時) (
レス) @page50 id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
空舞(プロフ) - しらすさん» しらすさん返信がありえないほど遅くなってしまい申し訳ないです🙇🏻♀️💦嬉しいお言葉ありがとうございます！そう言っていただけると凄く嬉しいです😭💞 (10月15日 11時) (レス) id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
しらす - え待って待って待って神泣きましたこんな作品をありがとうございますもう、、、大好きです (6月23日 20時) (レス) @page50 id: b9c047ab39 (このIDを非表示/違反報告)
空舞(プロフ) - 月詠さん» 月詠さん今更ながらのご返信になり申し訳ないです😭失踪していてすみません、ｯ！そして素敵なコメントありがとうございます🥹そう言っていただけると凄く嬉しいです！ご拝読ありがとうございました🙇🏻♀️ (2023年4月22日 12時) (レス) id: 06939a4bea (このIDを非表示/違反報告)
月詠 - 、、、は？え、滅茶苦茶涙腺崩壊させてくる神作品なんですが？？？ヤバい、途中胸が苦しくなったわ。完結おめでとうございます、滅茶苦茶面白かったです (2023年1月16日 18時) (レス) @page49 id: 9753754a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空舞
| 作成日時：2022年9月2日 17時
